連載:気まぐれゲーム雑記 第760回:トルコ政府がマインクラフトに対し「禁止にされるべき」と結論を出した件

気まぐれゲーム雑記
第760回:トルコ政府がマインクラフトに対し「禁止にされるべき」と結論を出した件

ツッコミどころは満載です。

ただただ、残念でならない

AZです。何も考えず、黙々と作業に没頭したい時があります。

それはさておき、トルコ政府がマインクラフトに対し「禁止されるべき」と結論付けた事が話題になっておるようです。

先月、トルコで暴力的ゲームとして調査が開始された『Minecraft』。調査を担当したトルコの家族・社会政策省は、「『Minecraft』は禁止されるべき」とする調査結果を報告しました。

トルコメディアHaberTurkよると、調査報告書には「ゲームでは、農地や橋を構築することで、子供たちの創造性を促進させますが、これらの構造物を保護するためにモブ(敵対的な生物)を殺さなければいけません。要するに、ゲームは暴力に基づいています」と説明されているとのこと。その他、調査結果では以下の言及が行われています。

  • 精神的に未発達な子供はゲームと現実を区別できない。子供は抽象的思考を持っておらず、暴力的行為によって動物が苦しむという結果を認識せずに行動すると判断した。
  • 子供たちは、他のプレイヤーとゲームを遊ぶことができ、現実世界で友達を作る努力を怠るようになる。その結果、社会的孤立につながる。
  • マルチプレイヤーモードで見知らぬ人と遊ぶことは社会的なリスクがあり、オンライン上での子供のいじめにつながる可能性がある。

[引用元:Game*Spark

まず先に申しておきたいのは、私自身トルコのゲーム文化について詳しいわけではありませんし、トルコの生活環境云々も理解しておりません。ですので、それを理解した上で、読んで頂ければソレ幸い。

今回話題になっているのは、「暴力的である」事と「ゲームと現実が区別できない」という点を、「子供」に結びつけたというところです。マインクラフトについては、その「暴力」を用いて動物を倒し食料を得るわけですが、その意味を子供に教えるのが親であり教育ではなかろうか、としか言い様がなかったりもします。

また、「ゲームと現実の区別ができない」と断ずるのもいささかどうかと。よりリアルなゲームならまだしも、ブロックで作られた世界に対し、子供が「ゲームと現実の区別ができない」というのは、「レゴは玩具と区別できないくらい現実的だ」と言うようなモノです。子供の可能性を、馬鹿にしすぎている様な気がしてなりません。

毎度の事ではありますが、ゲームをどのようなモノか理解せずして規制する、というのは到底感心できるモノではないでしょう。宗教上の理由というなら十分に納得のしどころもありますが、Mount&Bladeを出すような開発会社があるトルコで今回の発表というのは、どの国も似た様な問題を抱えているのだと思わせてくれます。ちなみに、Mount&Bladeはこんなゲームです。

かなり、理不尽な雰囲気もする発表ですが、今後はトルコの裁判所が判断を下すことになるそうです。はてさて、「マインクラフト」のようなゲームであれど、宗教上の理由以外で本当に規制する事になるのか否かは生暖かく見守りたいですね。

しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会

しょぼーんさん:トルコでマインクラフトが規制される動きになってきたよーってお話です。

しゃきーんさん:なんつーか、規制って宗教上の理由くらいしか理解し得ないのだが、こういう強引っぽく見える話ってどこの国でもあるんだなぁ。

しょぼーんさん:ついでに言えば、「現実世界で友達を作る努力を怠るようになる」とは、聞き捨てなりません。こればっかりは、孤高のボッチとして逞しく生きているはずのわたくしも、大変憤慨したと申し上げておきます。ええ、言いたい事は多々ありますけど、とにかく憤慨です。……ちゃんと生活できているボッチの何が悪いというかね!?

しゃきーんさん:……某ムスカ大佐風に言われても、なぁ……。

連載:気まぐれゲーム雑記 第760回:トルコ政府がマインクラフトに対し「禁止にされるべき」と結論を出した件に関するしょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会

しょぼーんさん

しゃきーんさん

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