連載:気まぐれゲーム雑記 第642回:Xbox Oneのインディーゲームは他機種との同時発売条項があるようです
気まぐれゲーム雑記
第642回:Xbox Oneのインディーゲームは他機種との同時発売条項があるようです
インディも開発費が上がっているようです。
理想と現実の駆け引き
AZです。前回の台風と同じで申し訳ないのですが、目が覚めたら台風が過ぎ去っていました。
ところで、マイクロソフトのフィルスペンサー氏がXbox Oneのインディーゲームについて他機種との同時発売を求める条項がある事の意図を説明しています。
Phil Spencer
Xboxを買ってくれたユーザーは、Xbox Oneに時間とお金を投資してくれており、既に数百万のXbox Oneユーザーが存在するが、彼らには第1級市民のように感じてもらいたい。実際そうだからね。
サード・パーティーのゲームが発売される時は、全てのプラットフォームで同時に発売される。インディ・ゲームもそうあってほしい。インディ・ゲームが発売される際には、Xboxを第1級市民のように感じて欲しいんだ。
同時発売条項というのは、Xbox Oneや他のプラットフォームで最高のコンテンツが発売される際、Xbox Oneユーザーが他所と同時に手に入れることができるようにするためのものなんだ。とはいえ、インディ・デベロッパーは複数のバージョンを同時に開発する余裕がないことも多く、そのような場合はケース・バイ・ケースで例外も認めるという。
Phil Spencer
小規模のインディ・スタジオを運営している友人も多く、その辺のタイムラインは理解している。発売するプラットフォームの数に応じて、両機種、3、4本のゲームを同時に完成させることが無理な場合もある。
そのような場合は話し合いを持ちかけてきたし、これまではそれで上手く行っている。リソースだけが問題で厳格な同時発売条項に懸念を持っているスタジオとは、今のところ良い関係を築けていると考えている。[引用元:Choke Pointさん]
まぁ、理想ではありますね。
独占とマルチが叫ばれるゲーム業界ですが、Xbox Oneはマルチで出さないといけないという制限があるというのは実に面白い。面白いですが、やはりケースバイケースになる方が多いとも感じられるところではないでしょうか。
すでにサードパーティはどのメーカーもマルチ対応していく時代に突入していますが、インディーゲームは必ずしもそうとは言えません。何せ、普通のメーカーとは資金力が違っています。とはいっても、すでに海外ではインディーゲームもかなりの開発資金をかけるようなタイトルも出てきているのを見ると、インディーであれどしっかりとお金をかけてくるスタジオも登場する時代に片足を突っ込んできたような印象はあります。まさに、ピンからキリまでそろい踏みというところでしょうか。
一方で、据え置き機そのものが苦戦しており、Xbox Oneについては特に苦戦を強いられている日本においては、インディーゲームが盛りあがっているのかと言われるとこれまた少々未知数なところがあります。幾多もあるゲームブログでインディーゲームを取り上げている人はそう多くもありませんし、ファミ通などは「いま熱い」と見出しが躍っているわけですが、その熱量がイマイチ分かりづらい。もっと盛りあがって欲しいとは切に感じておりますが、まだそこまで行き着いていない環境であるというのも何となくわかる気がしないこともありません。
海外で盛りあがっているインディーゲームの波を上手く日本でも作れるのかどうかは一つの課題とも言える昨今ですが、来年くらいまでにはそれが実感できるような環境になっていて欲しいところとも言えましょうか。日本でも大きく話題になるようなタイトルが出てくる事を願っておきたいものですし、そのタイトルが「マルチ対応」するのかどうかも生暖かく見守りたいですね。
しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会
:Xbox Oneのインディーゲームは他機種との同時発売条項があるぞーってなお話です。
:なんつーか、珍しいな。
:これは要するに、どのプラットフォームも公平にやろうぜ? 的なことなのかなぁとは思いました。業界の将来を見据えれば悪い事ではないんだけどね。とはいっても、インディースタジオの対応も限界があるだろうし、上手くいっているのかどうかは何とも計り知れんなぁと。……それに、日本でもインディーゲームはもっと話題になっていって欲しいんだけどねぇ……。
:PCゲームからの流れを汲んだりしてるのが多いとなると、中々難しいのかもしれんなぁ……。
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