連載:気まぐれゲーム雑記 第637回:日本ではスマホゲームもガラパゴス化しているそうです
気まぐれゲーム雑記
第637回:日本ではスマホゲームもガラパゴス化しているそうです
どこまで「ガラパゴス」でいいのかが重要な気がします。
世界のゲーム市場はドンドン広がる一方ですが、さて日本は?
AZです。皆既月食はいいところで雲に阻まれてしまい、久しぶりに本気で悔しい思いをしました。
ところで、日経新聞がネクソンを取り上げているのですが、その中でスマホゲームもガラパゴス化していると記事にしております。
同社は、韓国や中国を日本以上のゲーム先進国とみて、現地で事業を強化している。国ごとにゲームの嗜好は異なる。日本では、従来型の携帯電話「ガラパゴス・ケータイ(ガラケー)」で培われたソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)の流れをくみ、片手で操作できるような簡単なゲームが人気だ。ヒットするのはガンホー・オンライン・エンターテイメントの「パズル&ドラゴンズ(パズドラ)」など、電車に乗車中などに遊べるゲームが多い。だが、日本ではスマホゲームも「ガラパゴス化」している。世界で受け入れられていないのは、パズドラなど国内人気ゲームの海外での苦戦からうかがえる。
韓国や中国では、日本のガラケー用ゲームのような土壌がなく、スマホゲームでもゲーム専用機向けの延長線上で本格的ゲームが人気だ。欧米などのゲーム市場で飛躍するには「まず韓国や中国に投入し、実績を作るのが早道」(ネクソンの経営企画部)という成長シナリオを描く。
[引用元:日本経済新聞]
言わんとしたい事はなんとなくわかりますかね。
日本ゲーム市場がガラパゴス化していると叫ばれて久しい気もしますが、それを顕著に感じられるのは据え置き機に他なりません。日本ではスマホや携帯ゲーム機やそれらのタイトルが話題になる一方で、海外では据え置き機が話題になっていることをみれば、海外の市場はそれだけ大きくなったという事が明確になったとも言えるでしょう。
とはいったところで、国ごとにそのトレンドが違うというのも仕方なしな部分です。日本企業なら日本で地に足を付ける必要性は高い事が予想されますが、そこらへんはグローバル展開をどうやっていくのかという優先順位で変動するわけですし、実際PS4やらXbox Oneやらは海外と日本で発売時期に差がありました。国単位で見れば温度差が出るのはやむなしですし、そういったところはスマホゲームもさほど変わらないという事が見え隠れします。
スマホゲームであれど、なんだかんだと億単位での開発費がかかるとされるようになった昨今において、開発の規模が大きくなればなるほど日本国内だけの需要だけで補うのは難しくなるでしょうし、海外へと目を向ける必要性が出るのも道理ではあります。それに、今の日本におけるスマホゲーム市場は据え置き機を凌ぐ大きさへと成長したわけですが、今後も成長し続けるのか否かはしかと見ておく必要はありそうです。据え置き機や携帯ゲーム機、スマホやPCとあらゆるゲーム市場がどういった道を辿るのかには注目せざるを得ません。
日本がガラパゴス化しながらも独自の市場形成をするというのは、市場が回り続けるならばそれはそれで十分にアリでしょう。ですが、ある程度のところまでは、通用する何かを持っておかないと世界市場へ打って出る事ができなくなる可能性もあります。はてさて、色々と岐路に立っているような雰囲気もある日本ゲーム市場ではありますが、今後もただのゲーム好きとして生暖かくその情勢を見守っておきたい限りですね。
しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会
:日経新聞が、日本のスマホゲームもガラパゴス化してるぞーって書いてるのを見て、まぁガラパゴス化は珍しい事でもないのかなぁと思った次第です。
:日本は日本らしい市場形成をしてるとしか言い様がねーからな。
:それで市場が回せているうちはいいんじゃない? 回せなくなる可能性があるから、世界市場にも太刀打ちできるゲームが必要ってのもあるけどね。……はてさて、今後10年でどう変化しますかねぇ?
:……むしろ、それまでこのブログ続くのか?
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日経の記事をまるまま鵜呑みにしちゃだめですよw
http://gamebiz.jp/?p=135322
最近のランキングだとブレイブフロンティアが北米で5位ですし
それ以外の主要国でも軒並み10位以上にはいってるのがわかります。
パズドラにしたところで日本みたいにバカ売れした訳ではないだけで
上位ランキングに常時はいってます。
日経は記者がまず主張したい結論を前提に都合のいいデータだけ
抜き出して適当に書く記事が多いですから信用してはだめですよ。