連載:気まぐれゲーム雑記 第636回:ゲームのグラフィック進化はどこまで伸び続けるのか

気まぐれゲーム雑記
第636回:ゲームのグラフィック進化はどこまで伸び続けるのか

グラフィックとゲーム内容はバランスが取れてることこそ理想です。

どこまでも突き進めばいいじゃない

AZです。本日は皆既月食があるということで、何だかんだと楽しみにしているのです。

ところで、CryEngineでお馴染みのCrytekの開発スタッフが、グラフィックでプレイヤー達を驚かせるのは難しくなってきていると明かしています。

DSO Gaming: 初代『Crysis』は当時としては信じられないようなビジュアルとフィジクスを持ったゲームでした。『Crysis 3』も驚異的だったんですが、初代と比較して見るとビジュアルの新境地を開いたようには感じられません。今後グラフィックの限界を押し上げるような同様のゲームを作りますか?それとも2007年に『Crysis』が成し遂げたようなことは現在では不可能だと思いますか?

Nicolas Schulz: マテリアルやライティング、フェイシャルアニメーションのクオリティにおいて、『Ryse』はリアルタイムグラフィックの境界線を大きく引き上げたように思う。とはいえ全体的に初代『Crysis』の時と比較してみると、われわれゲーム業界が到達した現在のクオリティレベルでは、人々を心の底から驚かせることがだんだんと難しくなっている。とは言え、まだ研究できるエリアは十分に残っているし、当然、可能なかぎり境界線を推し進めていくよ。

[引用元:インサイド

そりゃまぁ、そんなものですかね?

プレイヤーにとって、グラフィックが向上して悪い事なんぞどこにもないでしょう。日本では度々、グラフィックが綺麗でもゲーム内容が伴わない論が飛び交ったりもするわけですが、それはゲーム内容が伴わないから問題なわけであって、グラフィックが良いならグラフィックは良いという事以外なにものでもありません。

ですが、実際リアルになっていけばいくほどその上限は見えてきてしまいます。それに、多くのゲームをプレイする人達にとっては、慣れてしまうという事もあり得るわけです。そういった事を考えれば、ある程度は仕方なしと言わざるを得ません。

とはいっても、それはあくまでもゲーム慣れした人達に向けてのモノです。ゲーム慣れしていない人達にとっては、新鮮なものに映るでしょう。ビジネスとして、今後そういう人達にどうやってハードを売るのかが課題であり、そのためにハードメーカーはあの手この手を尽くすという事にもなるわけです。

基本的に、グラフィックが「良いに越した事はない」という事に間違いはありません。とはいっても、ゲーム内容や開発環境でそれらは大きく変わりますし、例えばインディーゲームみたいなドット絵テイストのモノでも十分に楽しめるモノがあるのが現実とも言えます。そういった中、グラフィックに大きな投資ができる大手メーカーがどこまで突き詰めていくことになるのか。今後のゲームにおけるグラフィックにも注目しておきたいですね。

しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会

しょぼーんさん:Crytekの人が、グラフィックで人を驚かせるのは難しくなってきたっていっとるよーってなお話です。

しゃきーんさん:まぁ、進化できるならすりゃいいし、そうじゃないならそれまでという事なんだろうな。

しょぼーんさん:リアル志向な海外じゃ、余計にその節は強いのかな? とも思えますな。でも、ゲームにおけるグラフィックがゲームのすべてじゃない何てことは多くの人が分かっているのだし、力を入れられるところは頑張って、そうじゃないところはそれ以外でアピールすりゃ良いんじゃないかなと。……リアルに近づけば近づくほど驚かれなくなる、みたいな事も起きますかねぇ?

しゃきーんさん:そこらへんは何とも計りかねるが、日本だとどういったアクションが起きるのかは見守りたいもんだなぁ。

連載:気まぐれゲーム雑記 第636回:ゲームのグラフィック進化はどこまで伸び続けるのかに関するしょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会

しょぼーんさん

しゃきーんさん

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