連載:一週間(2014年9月28日~10月4日)を振り返るコラム的な何か 第113回:MMOのクエストが話題になったらしい一週間
一週間を振り返るコラム的な何か
第113回:MMOのクエストが話題になったらしい一週間
高くてもモノは売れるのが日本なのです。
自分もフットワークを軽くしたいです
AZです。テレ東がテニス放送をするそうで、流石とも言うべきフットワークの軽さだと感心します。
さて、2014年9月28日~10月4日までの間に一番見られた記事は、「MMOの最悪クエスト5種類に同意せざるを得なかった件」でした。MMOのクエストについては、永遠の命題な気がしないこともありません。他には、「28人のゲーム開発者達が選んだホラーゲームタイトルに昔の日本を垣間見る?」なんかも見られていたようなので、そこらへんについて振り返っておこうかと思います。
MMOのクエストはゲームデザイン次第としか言えない
MMOの最悪と感じているクエスト5種類が公開されていたわけですが、どれをとっても概ね同意せざるを得ないというのが私自身の感想です。他の皆様はどんな印象だったでしょうか?
ゲームにおけるクエストというのは、多種多様です。ストーリーを進行するメインクエストからお使いクエストまであるわけですが、それらは「障害となるべきストレスとストレスからの解放という快感及び達成感」で成立しています。マゾいゲームがウケるのも、RPGのラスボスが大抵強いのも、多くはストレスからの解放が気持ち良いモノだったり達成感を呼び起こしたりするからです。
で、件のMMO最悪クエスト5種類は、飽きられているモノだったり、ストレスの割にはそこからの解放感がイマイチだったりするモノが多いような印象を受けます。とはいったところで、そういったクエストが実装されているゲームはゲームデザインとして用意されているクエストなわけで、自分自身で遊びを作り出せるという類ではありません。ある程度、仕方なしという事にもなる話にも思えてなりません。
クエストについての善し悪しは今後変化していく事が予想されますが、こと日本については比較的「自分からその世界で遊ぶ」というスタンスのプレイヤーが少ない傾向にある事を踏まえれば、いわゆる「自由度が高い」と呼ばれる類のMMOに舵を切るメーカーはそう多くもないでしょう。日本のMMOが今後どうなっていくのかは、生暖かく見守っておきたいモノですね。
日本のホラーゲームは過去の話になってきた?
国内外のクリエイター28人にホラーゲームのTOP5を聞くという内容の記事でしたが、「バイオハザード」や「サイレントヒル」を筆頭に日本でも知られたタイトルがずずいと並んでいました。良くも悪くも、昔はしっかりと存在感を出していた事が伺いしれます。
昨今においては、日本のホラーゲームは余り多く出てきていないという印象が強いです。「バイオハザード6」でさえ、アクションハリウッド的サバイバルゲームに変化してしまいましたし、プレイヤーもクリーチャーやホラー慣れしてしまった部分はあるのかもしれません。そもそもに怖すぎて売れなかったら話にならないので、そこらへんも色々と考えるところがあった様には思えますが……。
昔を振り返れば、ホラーゲームは一種の流行的な流れがあったようにも感じられる部分はあります。その答えとして多くのホラーゲームが登場する事になりましたが、開発的な都合によりホラーゲームらしいホラーゲームが鳴りを潜める事になりました。その反動ともいうべき需要が大きく膨らんだ結果として、今そういったホラーゲームが求められているという事があるのかもしれません。
そんな中で、「サイコブレイク」や「P.T.(サイレントヒルシリーズ)」のようなしっかりとホラーとして怖がらせる事に主軸を置いたモノが出てくるというのは、実に喜ばしい限りでもあります。まだまだ、可能性があると思わせてくれるような内容に仕上がっている事をただただ願いたいモノですね。
しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会
:今週は、MMOの最悪クエスト5種類ってな話題が一番ホットでした。
:今やMMOは結構増えたからなぁ。
:日本だとドラクエかFFって感じだけどね。でも、流行らないよりは流行ってる方が間違いなく良いよ。……まぁ、もうちょっと「自由に遊べる」というのがウリなMMOが存在してても良いと常日頃から思っておりますけどネー。
:それこそ、日頃から言ってる「需要と供給」ってヤツじゃねーの? まぁ、EQ Nextはそんな感じになりそうだから、期待はしてみたいがな。
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