連載:気まぐれゲーム雑記 第552回:ゲームの価格に対する価値が変化している人としていない人を考えてみた
気まぐれゲーム雑記
第552回:ゲームの価格に対する価値が変化している人としていない人を考えてみた
ゲームソフトの価格は大切です。
結局、コア層に売るのをメインに据えるのが一番の理想である
AZです。野次は議会の花だそうですが、どういった場合に役立つのかは何ともアレな感じがします。
さて、先日の話を引き継ぐわけではないですが、当ブログでSteamのセールな話題がほどよく閲覧されるなど、昨今はゲームの価格価値が変動している人が多いような印象を受けます。ですので、価格の価値が変化した人とそうでもない人というのをざっくり考えてみました。前提条件としては、ゲームを比較的多くプレイする人を対象にし、スマートデバイスは余り含めない事にします。
まず、一番に価格の変動を認識できるのは、Steamやら何やらPCでゲームをする人でしょう。Steamでのセール、バンドル販売サイトの登場など、多くの安売りセール情報を目にする事が多いです。日本でも知られているタイトルを挙げれば、セール中ならテラリアは250円ですし、スプリンターセルは800円ですし、ダークサイダーズ2は600円。それに、1日限定とはいえSniper EliteV2を無料で配信するなど、次回作へのプロモーションとしては日本だと考えられないようなやり方もあるのです。値下がるには時間が相応にかかりますが、完全版を待つと思えば何ら問題はありません。
かたや、家庭用ゲーム機オンリーで遊んでいる人は元々高い価格でゲームを楽しんでいるので、さほど価格に対する価値が変化していないようにも映ります。特にそれが色濃く出たのが日本であり、だからこそ日常で必須になった携帯やスマートデバイスでゲームが出た時にF2Pやら何やらがビジネスモデルとして取り上げられる事になった……ような気もしています。まぁそのスマートデバイスまわりのゲームが出た当初の悪評が多すぎて余計に壁が出来るとか、他にも色んな要素があるのですべてがそうとも言えません。ですが、日本の場合それまでは比較するモノが少なかったというのは強く感じるところにもなります。
そういった前提を踏まえると、PS Nowの価格はPSでのみ出来るタイトルをどういった価格帯でプレイさせようというのかが一番のポイントになります。先日も書いた通りですが、PCなら買えちゃうゲームをレンタル価格で提供されても困りますし、日本だけならまだしも世界市場を想定すればベータ版の価格帯だとちょっと難しい気がしないこともありません。どこまで安くするかチキンレースみたいな感じですが、過去作に対する価格は実際そういったところへ行かざるを得ないというのも否定し難いわけです。
じゃあ多くの人がみんな安売りゲームばかりするようになるのか? と言えば、必ずしもそうでもないとは考えています。というのも、「あの話題の最新作を話題のうちにプレイ出来ない」というのは、ゲーム好きにとって大きな苦痛とも言えましょうか。それに、私を含めたゲーム好きな方々は実際「半年から1年待てば完全版なり廉価版が出るのに買う」わけですし、それでゲーム業界が回っているのですからそんなようなモノなのでしょう。
ゲームソフトの価格に対する価値がずいぶんと変わって来ている中、最新ハードへ移行することでそれがどうなっていくのかは注目ですし、世界市場とは違った形になる可能性を秘めた日本ではどうなのかは注視せざるを得ません。今後の日本のゲームソフト事情をしかと見つめておきたいモノですね。
しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会
:昨日に引き続き、ゲームの価格の価値ってずいぶん変化したよねーってなお話を書いてみました。
:SteamとかPCゲームをやらない人には分かり辛い話なんだろうなぁ。
:それはもう仕方ない話っすね。でも、そういった波は確実に海外から来ていて、日本でもその影響は免れないとも考えておりますし、わたくしとしては海外ゲームもたくさんすればよりゲームの幅が増えて良いんじゃないかな? とは真剣に思う。……あのゲームのココがアレすぎてダメ、とか言うのも見えてくるしネー。
:まぁ、あくまでもゲーム好きに限った話であって、特定のハード好きとかだとややこしくもなる話ではあるな。
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