連載:気まぐれゲーム雑記 第510回:日本でもプレイヤーが作り出すコンテンツを許容するようなタイトルが出てきて欲しい
気まぐれゲーム雑記
第510回:日本でもプレイヤーが作り出すコンテンツを許容するようなタイトルが出てきて欲しい
自由に遊ばせる楽しさが大切かと。
自由を与えてやるタイプのゲームがもっと出て来ても良い
AZです。旧インデックスが破産手続きということで、アトラスは色んな意味で良かったなと心から思います。
ところで、任天堂の岩田社長へのインタビュー記事がダイヤモンド誌の方で公開されているわけですが、ユーザーが作るコンテンツについて触れているのでご紹介です。
私たちの世界では、お客様がつくるコンテンツのことを、ユーザー・ジェネレイティッド・コンテンツ(UGC)なんて呼ぶんですが、今後、プロとアマチュアの境目なんて、限りなく見えなくなる方向になっていくと思います。プロのゲーム作家ではないけれど、プロのようにたくさんの人に支持された結果、その経済的な見返りも得られる人がこれからどんどん生まれていくんじゃないでしょうか。
[引用元:ダイヤモンドオンラインさん]
そこらへんは同意せざるを得ませんね。
今も昔も、インターネットが普及してからの世の中はユーザー自身がコンテンツを作り出すという光景を幾度となく見てきました。そういう人達は、概ねプロとしてではなくアマチュアとして面白かったからやったわけで、昔のMMOで運営ではなく自身が用意したイベントをおこなった人もいます。リアル脱出ゲームも人狼もその類と言えますし、ニコ動に限らずYouTubeなど動画共有サイトでの動画コンテンツもその一端と言えるでしょう。プロとアマチュアの境界線は、何となくぼやけているのが現状とも言えます。
そんな中でゲームができる事といえば、プレイヤー自身がコンテンツを作り出せるかという点です。サンドボックス型のMMOである「Landmark(EQ Next Landmarkから改名)」や「H1Z1」といった作品は、プレイヤー自身が何かを作り出せるような仕組みがちりばめられています。なぜそうなっているのかと言えば、開発側が用意できるコンテンツ量には限度があることも挙げられますが、なによりプレイヤー自身にクリエイティブな事をさせるという事自体がコンテンツとして成立するからに他なりません。自由に作れる楽しさがそこにはあると言えるのです。
プレイヤーが自分達の手で建物を作るゲームの一例
日本のゲーム市場において、プレイヤーが作り出せるようなゲームの類はほとんどなく、せいぜいゲームプレイ動画や実況動画くらいに収まっています。そのゲームプレイ動画にも、著作権やら何やらと難しい問題が付きまとっていますし、コンテンツを作り出したい側としては良い環境とも言いがたいでしょう。動画方面は、ジャンルによっては難しいというのも理解できますが、ガイドラインくらいは出して欲しいところでもあります。
今後、日本でもプレイヤー自身で考える事がコンテンツとなるようなゲームがでてくるのかどうかは注目に値します。もっと、プレイヤーに「自由に遊ばせる」ようなタイプの作品がでてくるのかどうか、各メーカーの作品に期待しておきたいモノですね。
……ついでにですけど、
それからニンテンドーダイレクトというものが、海外より先に日本で世の中に広がった大きな理由のひとつに「ニコニコ動画」の存在があると思っているんです。「ニコニコ動画」では、自分が大真面目にしゃべっているところを、いじられたりからかわれたりするわけで、最初は私も正直なところかなり複雑な気持ちで見ていたんですけど、でもこれも含めて「伝えることがエンターテインメントに変わるとはこういうことか」と感じるようになり、そのうちに「こんなことをすれば面白がってもらえるのではないか」と茶目っ気をもって考えられるようになってきたんです。
[引用元:ダイヤモンドオンラインさん]
やっぱり複雑だったんですねぇ……。
しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会
:任天堂の岩田社長がプレイヤーが作るコンテンツについて、プロとアマチュアの垣根は限りなく見えなくなるっていってるよーってなお話です。
:逆に利用しようって動きは最近良く見るな。
:海外じゃより活性化してるとも言える気はするね。日本だと、まだまだ一部の有名実況動画の人を使う程度に留まってる気はするけど。でも、もっとプレイヤーに好きに遊ばせてみるようなゲームが出てきても良いんじゃなかろうか? とは思うよ。……日本人向けかどうかはわからんけどネー。
:自由にやれと言われて困るってタイプの人がいるのも確かだからなぁ……。
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