連載:気まぐれゲーム雑記 第497回:各ゲームメーカーの勤続年数と売上高を見比べると、その会社の傾向が何となく分かった気になれる
気まぐれゲーム雑記
第497回:各ゲームメーカーの勤続年数と売上高を見比べると、その会社の傾向が何となく分かった気になれる
なぜそうなるのかは考えどころなのかもしれません。
きちんとした労働環境である事を願いたい
AZです。どんな労働環境であれ、身体こそが最大の資本であるという持論は崩せません。
ところで、各ゲームメーカーの2013年度の勤労年数や売上高が公開されていると、何となく話題になっているようですのでランキングをご紹介です。
2013年度の各ゲームメーカー勤労年数と売上(勤労年数順に、メーカー名:年数 - 売上高)
- ソニー:17.4年 - 7,070億円
- バンダイナムコホールディングス :13.3年 - 2,517億円
- 任天堂:12.4年 - 6,354億円
- 日本ファルコム10.1年 - 12億円
- コナミ:9.2年 - 1,157億円
- カプコン:8.8年 - 636億円
- コーエーテクモホールディングス :8.6年 - 232億円
- ユークス:6.9年 - 29億円
- トーセ:6.6年 - 52億円
- ガーラ:5.8年 - 21億円
- デジタルハーツ:4.6年 - 68億円
- ガンホー・オンライン・エンターテイメント4.5年 - 258億円
- マーベラスAQL:4.3年 - 175億円
- エイティング:4.2年 - 20億円
- セガサミーホールディングス:4.2年 - 838億円
- サイバーステップ:4.0年 - 13億円
- 日本一ソフトウェア:4.0年 - 25億円
- アエリア:3.5年 - 61億円
- ネクソン:2.9年 - 1,084億円
- クラウドゲート:2.3年 - 6.6億円
- スクウェア・エニックス・ホールディングス:2.3年 - 1,479億円
やはり、飛び抜けて存在感を放っているのはスクエニとネクソンくらいでしょうか。いわゆる大手メーカーに含まれる2社ですし、勤労年数が低いというのは社員の定着率が非常に悪いという事になります。
勤続年数というのは、基本的には会社として何かしら雇用に関する何かをしない限りは、無難に伸びていくモノです。たとえば、先日も話題になったカプコンが研究開発ビルの建設ですが、さりげなく新卒を中心に毎年約100名の開発人員を採用する事を明言しました。100人も増えれば、それだけ勤労年数の平均は下がる事になります。あとはリストラも勤労年数が変動する要因の一つです。
ともなれば、ソニーやバンナム、任天堂などの大手や、ファルコムなど人気の中小メーカーが非常に良い勤労年数のはわかります。ですが、大手でもスクエニやネクソンは何とも低すぎる年数を叩き出しています。特にスクエニは昔から社員の定着率が悪いと話題でしたが、それが今もなお改善の兆しがないというのはちょっとした問題点とも言えましょう。まぁ、ゲームメーカーだからこそ色々諸問題があるとも言えますが。
ともあれ、労働環境をどれだけ良くするかは、ゲームメーカーに限らず社会的な課題の一つでもあります。身体こそが最大の資本と言えますし、労働者にとってどういった環境が良いのかをきちんと整えていって欲しい限りですね。
[情報元:業界動向サーチさん]
しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会
:各ゲームメーカーの勤労年数とか売上がでてたよーってなお話です。
:ゲームメーカーっつーと、定着率はあまりよくなさそうなイメージもあるが……。
:環境がしっかり整っているところはいいんじゃなかろうかと。例えば、モノリスソフトは凄く良い環境を作ろうとしてるってのは以前紹介したとおりだし。ともなると、低いところは低いなりの理由があるとしか言い様がないわけですわ。……身体が資本だという大切さを知るべきだよねぇ……。
:倒れるまで働いてりゃ世話ないしな。
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