連載:気まぐれゲーム雑記 第493回:F2Pモデルを採用している各タイトルの一人当たりの平均売上は思ったよりも安い?
気まぐれゲーム雑記
第493回:F2Pモデルを採用している各タイトルの一人当たりの平均売上は思ったよりも安い?
その分、分母は大きいわけですが。
日本のF2Pタイトル事情が見てみたいモノではある
AZです。XPが終了したことでIE6の呪縛から解き放たれたかと思いきや、未だXPを使わねばならない企業やら何やらがある事を理由に今後も「考慮しろ」と無慈悲なるケースが想定されるのかと思うと、今から涙を禁じ得ません。
ところで、F2Pスタイルのゲームが台頭してきた昨今ではありますが、海外のマーケティング会社SuperDate Resarchが各有名タイトルの一人当たりの平均売上を公開しています。
- World of Tanks:$4.51
- Team Fortress2:$4.36
- Guild Wars2:$3.88
- War Thunder:$3.26
- Planetside2:$2.86
- combat Arms:$2.81
- Crossfire:$1.58
- DOTA2:$1.54
- Heroes of Newerth:$1.48
- League ofLegends:$1.32
[引用元:SuperDate Resarchより]
結構な安さ、ですね。
ちょっと先に断り書きをしておきたいのは、Guild Wars2はF2Pタイトルではないという点です。外見などを変えたり補助的なアイテム課金があるのは確かですが、パッケージが有料で月額は無料のスタイルですからF2Pに分類するにはちょっと手厳しいところでしょうか。
話を戻しまして。このレポートは海外タイトルしかないので、海外のF2P事情を何となく垣間見る事が出来る代物と言えます。一人平均にしてしまえば結構な安さにも思えるところですが、例えば、League ofLegendsはプレイヤー数が7000万人以上いると言われているタイトルです。そういった、F2Pだからこそプレイヤー数が多い事を前提にした金額であるというのは、ある意味で脅威にも思えるところでしょう。ついでに、最高額でどれくらいまで出す人がいるのかも見てみたいモノです。
日本では、まだそこまで膨大なプレイヤー数のF2Pタイトルは出てきていません。むしろ、PSO2などそれなりにしっかり稼ぎに来ているタイトルや艦これのような稼ぐ気が見受けられない類のタイトル事情がどうなっているのかは興味深いところです。日本でもある程度こういったことがわかる会社がレポートを出してみるのも良いとは思うのですが……。
といったところで、F2Pタイトルが必ずしも上手くいっているわけではありません。最近では、F2Pを採用したiOS版「テイルズオブファンタジア」はサービス終了を余儀なくされたことが話題を呼びました。F2Pモデルを採用するタイトルが増えていく中で、各メーカーは色々と対応を模索している状況とも言えます。
F2Pタイトルが上手くいくかどうかは運も左右するでしょうが、成功確率を上げるにはより確かなターゲット層にアピールする必要があります。それが果たして「今まで通り既存のゲームが大好き層」で良いのかどうかは何とも言えませんが、各メーカーのF2P戦略をただの消費者としてはノンビリと眺めておきたく思う所存で御座います。
しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会
:海外のF2Pタイトルで、一人当たりの平均売上をマーケティング会社が発表したぞーってなお話です。
:ふむ。人数が多いからこそ、安くなっていくんだろうなぁ。
:どれだけプレイヤー数を囲えるかってのは、どのメーカーも必死にやってることだよね。某CMで「ID○○万突破!」とか、もう見飽きたぜぃ? 的なノリにもなるけど、アレはアレで人の多さがアピールできる事だから。MMOやMOだと余計に人の多さは重要になるしね。……まぁボッチでも出来るMMOじゃない限り、わたくしの出番はなくなるわけですが。
:貴様の場合、ボッチで出来るかどうかが基準の一つだからなぁ……。
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