連載:気まぐれゲーム雑記 第488回:すでにある過去タイトルをどのように使うかが問われる時代

気まぐれゲーム雑記
第488回:すでにある過去タイトルをどのように使うかが問われる時代

どうせやるなら上手くやれば良いのに……。

スマホ方面への進出は、未だ試行錯誤が続くようです

AZです。漫画原作の実写化した映画で、記憶に残っている作品が未だにない気がします。

ところで、バンナムが鳴り物入りな雰囲気でiOS向けに配信したiOS版「テイルズ オブ ファンタジア」が配信終了する事がちょっとした話題を呼んでいます。ざっくりと内容をまとめますと次の通り。

  • 2014年5月29日に配信終了
  • 4月30日まではアプリ内の課金アイテム購入は可能だが、配信終了日で動作保証とサポートを終了しアプリが起動しなくなる
  • 課金アイテムやセーブデータなどは配信終了日まで利用できるが、その後一切のサービスが利用できなくなる

以上の3点となっています。この話のポイントは「配信終了日以降はアプリが起動しなくなる」という一点です。

このような一例は売りきりのゲームでは発生し辛いだけに、残念に思えてなりません。バンナムも企業ですし課金前提で運営を行っていたのでしょうから、ある程度仕方がないというのは理解できます。理解はできますが、実に世知辛い。パッケージのゲームを基本無料のアイテム課金ゲームにしても、物寂しい結果しか生まないという典型的一例が誕生したと言う他ありません。まぁ、ある程度はテスト的な意味合いがあったのも間違いはなさそうですが。

大手メーカーが、それぞれ色んな思惑でスマホ方面でのプレイヤーを上手く捕らえたいというのはわからないでもありません。ですが、多くのメーカーは自社のすでにあるタイトルをスマホ向けで出すとなると、その結果は上手く使い回せていない印象は拭えないモノが多いです。過去のタイトルを使い回す事は大いに構わないわけですが、プレイする人達が何を求めているのかを考えた結果なのかどうかは熟考すべきところでしょう。……別にスマホゲーム自体が嫌いとかそういうわけでもありませんので……。

どのメーカーもスマホ方面への進出は試行錯誤している状態であり、大きな結果を出したようなタイトルは多いとも言えないような気がしています。そんな状況において、過去の有名タイトルの名前だけを借りてきたかのような代物を提供されたところで、従来のプレイヤー達が飛びつくかと言えばそんなこともないでしょう。大手メーカーの試行錯誤は今後も続きそうな情勢ですが、せっかくの資産なのですから有効に使って欲しいと願わずにはいられませんね。

[情報元:iOS版テイルズオブファンタジア公式サイトさん]

しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会

しょぼーんさん:iOS版「テイルズ オブ ファンタジア」が配信終了するんだけど、終了後はゲームも起動しなくなるよーってな話題がありましたとさ。

しゃきーんさん:なんか売り切りのものに慣れていると、本当にやるせない感じだな……。

しょぼーんさん:企業だからそういう決断も仕方がないとは思うけど、楽に儲けようとするなっつー話でもあるよね。過去のタイトルを使い回すなら、プレイヤーがゲームに何を求めているのかを考えりゃその路線で大丈夫かどうかなんてわかりそうなものなんだけど。……それがわからんから現状に至ってるのでしょうなぁ。

しゃきーんさん:どうせゲームを出すなら消費者も企業も納得する代物にすべき、というだけの話なのだがな。

連載:気まぐれゲーム雑記 第488回:すでにある過去タイトルをどのように使うかが問われる時代に関するしょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会

しょぼーんさん

しゃきーんさん

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