連載:気まぐれゲーム雑記 第462回:「聖剣伝説RISE of MANA」に見るブランドの在り方
気まぐれゲーム雑記
第462回:「聖剣伝説RISE of MANA」に見るブランドの在り方
いつも通りのスクエニさんです。
ブランドはわかる人がいてこそ有益なモノ
AZです。私用で銀座に行ったのですが、やっぱり安いお店で食事をすると落ち着くという小心者でした。
さて、何やら聖剣伝説の新作こと「聖剣伝説RISE of MANA」が出ると話題騒然になっているようです。
ま、「基本料無料」「アイテム課金型」という流れは、想定の範囲内な“もしもし”っぷりですね。
スクエニと言えば既存タイトルをスマホにどんどん突っ込んで、ブランド摩耗がより一層激しくなっている気がしないこともないわけですが、それだけ儲かるという事を表しているのかもしれません。市場規模云々を言えば、売れるか売れないか分からない据え置き機や携帯機に出すよりは確実に稼げるラインなのでしょう。
まぁそんなビジネス的に正しいのかどうかは、ただの消費者な私としては微塵の興味も示さないとしまして。いちプレイヤーとしては「スマホで出る」「アイテム課金である」というあたりが問題の争点になりそうです。ここらへんをちょっと考えて見ることにします。
聖剣シリーズと言えば、聖剣伝説4はその出来映えから評価が大変厳しいモノでした。プレイした身としては、聖剣と呼んで良いかどうかさえ危ういモノだった記憶がありますが、そんな現状を踏まえるとそのタイトル名での新作は少々厳しいモノがある……のかもしれません。という事は、スマホだからこそ復活できた可能性は否定しがたいモノがあります。……あれ? この流れって「ブレスオブファイア6」と一緒ですねぇ……。つまり、この流れを作ったのはどちら様でしょう?
前もどこかで書いた気はしますが、ブランドというのはすでにファンが付いているのが前提になります。ブランドはある意味ゲーム内容を明確に示したモノでもあるので、スマホともなれば操作感も違うでしょうし反感を買うのもわからないでもありません。私自身は、動画を見た限りではスマホで結構頑張ってる3Dアクションであるという部分にはそこそこ期待をしています。しかし、「聖剣伝説」というブランドを「スマホタイトル」で使えば反発がある事も予想できただけに、そうまでしないとアピールできない現状というのは何とももどかしいモノを感じてしまうところでもあるのです。
とはいったところで、仮に今回のスマホゲーとは違う「聖剣伝説の新作」なるモノが据え置き機やら何やらで出るともなれば、スマホで出たモノは別物扱いされるでしょう。今更「あの有名タイトルがスマホで!」といったところで、既存のゲームプレイヤー達に響かないだけの話と見る事もできてしまいます。期待させておいて落とすなんて事はよくある話ですし、昨今のスクエニを見ていれば強く感じるところにも思えてなりません。
私としては、基本的にゲームがハードに最適化されていて、そのゲーム体験が面白いモノならばスマホであろうと何だろうと構わないわけですが、相変わらずなブランドの使い方にはもっと反感を買わないようなやり方がある気がしないこともありません。今後、このゲームがどう評価されるのかはさっぱりわかりませんが、ブランドに恥無き評価が出るような一作であって欲しいモノですね。
しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会
:聖剣の新作がスマホででるよーってなお話です。
:ふむ……。これまたどうなんだろうな?
:聖剣っていうブランドを考えた時、聖剣伝説4の影響は計り知れないかなと。んだから、スマホゲーだろうとゲームが面白ければソレで良いとは思うけど、逆にスマホでの操作感とか「聖剣ブランドに求めていたモノと違う」って答えが出た時にゃ大いに憤れば良いと思います。……ブランドってそういうモノだと思うしネー。
:スクエニはこのスタイルでどんどん押し通すのかねぇ……。
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トレーラーを見て思ったのはこのクオリティなら携帯ゲーム機で作って欲しかったなと言った所でしょうか。
シンプルで遊びやすそうなアクションRPGに見えましたし、スマホって言葉がなければおそらく好印象を持ったと思います。