気まぐれゲーム雑記
「戦国BASARA4」のレビュー　ナンバリングタイトルというよりはオールスター的な、熱烈なファンが楽しめるスタイリッシュアクション

えーっと、置いてけぼり感が凄かったです。

久しぶりのナンバリングは残念アクションでした

AZです。嫌いなB級映画は、ニコラスケイジの「ネクスト」と「アナコンダ3」です。

さて、「戦国BASARA4」をやっとこさ全キャラ出して納得がいくところまでプレイできたので、レビューにまかり出ようと思います。ちなみに、シリーズはすべてプレイしています。

「と言う夢だったのさ……。」的な感じ

アクション面については、過去シリーズに登場したキャラは概ね技が同じであり、真新しさがありません。それが感じられるのは新キャラくらいでしょうか。さほど捻りもないのは残念なところですし、一部のステージ以外は敵が多くもなく、ど派手なアクションが勿体ない扱いになっています。従来通りの派手なアクションに加え、戯画（ぎが）バサラ技はなんとなく格好良く見えるので演出面については相変わらずと見ても良さそうです。

スタイリッシュな感じの戯画バサラ技

一方で、ストーリーというかメインとなる創世モードですが、もうファン以外はまるで取り込む気が見られません。このノリについていけるのは、戦国BASARAシリーズの世界観をこよなく愛せるタイプの人だけ、といっても過言ではないでしょう。今までのプレイヤーでさえ置いてけぼりになりかねないストーリー展開は、シリーズをすべてプレイしていた私であったとしても「キャラクター相関図をマジで下さい」と思わせてくれました。元々、時代背景などをまったく無視したパラレルワールド的設定だったのは理解していますが、だからこそキャラクター同士の繋がりがさっぱりわかりません。……一応、シリーズすべてをプレイしたはずなのですが……。

なお、武器強化については、少々浅めな要素だったように思えます。武器の外見以外、どの武器を使っても同じステータスまで引き上げられる。各武器に付けられる能力（銘）の合成については、武器収集すれば特殊以外どうにかなるし特殊はランダム。強化は小づちの存在感が微妙で、砥石もステージをこなしていれば集まるので、さほど問題もありません。そこら辺を踏まえると、全体的に浅かったという印象です。ついでに、武器管理画面や合成などはやりづらいUIでした。

ステータスマックスの武器は比較的すぐ作れます。

他には、お金稼ぎや経験値稼ぎも慣れるまでちょっと時間を必要としますが、一度慣れればたいした事はなくなってきます。ですが、レベル上げは流石に作業化が凄まじいので、ダレる事間違いなしです。愛情を持って育てないと恐ろしき作業感が心をへし折りにやってくるので、本当にこのシリーズのキャラや世界観が好きじゃないと手厳しいです。

経験値稼ぎのためにひたすら雑魚を撃ち続けて99999ヒット

ザビーランド閉園中で55万両（報酬小判2倍を使って武田道場最速クリアならもっと稼げます）

今作は、ナンバリングタイトルというよりは今までの登場キャラクターオールスターズ+アルファ的な位置付けの作品だという印象でした。やはり、ストーリーに対しての没入感のなさ具合はそれなりに手痛いモノです。あと、アクション面も技は前作から見てそう違いもなく、ワラワラ感もさほどないということでマイナスな印象でした。アクションゲームならアクションゲームとしてしか見ない私としては、平々凡々であると評価せざるを得ません。しかして、「戦国BASARA」シリーズのキャラクターから世界観に至るまでのすべてが大好きだという人なら、十分許容できるモノでしょう。本シリーズはキャラクターの濃さやら何やらがウリですので、キャラクターをゲームの主軸として売る日本らしいタイトルなのかもしれません。

以上、「戦国BASARA4」のレビューでした！

総評

評価項目	スコア
アクションの爽快感のみ	8/10
ストーリー	4/10
武器強化など その他システム	5/10

良いところ

• なんとなく派手で、スタイリッシュな雰囲気を味わえる

悪いところ

• 前作から使えるキャラは、技がさほど変わっていない
• わらわら感が、一部のステージを除きあまりない
• ストーリーの置いてけぼり感が半端ない

注意点

• シリーズを知らないと、理解出来ない世界観になっている