連載:気まぐれゲーム雑記 第407回:追加課金について考えると、結局ゲームをどうしたいのかに行き着くのでした

気まぐれゲーム雑記
第407回:追加課金について考えると、結局ゲームをどうしたいのかに行き着くのでした

大変面倒な話題で御座います。

ゲームの価値をどこに求めるか

AZです。年末もさし迫り、なぜだか慌てることもないのに慌てないと行けない気分になっています。

さて、昨今色々な課金要素が出てきました。ゲームシステムを欠落させそれを補完するようなDLCや、F2Pに代表されるアイテム課金、あとは素直にゲームを拡張するためのDLCでしょうか。あとはソシャゲに代表されるスタミナ制。まぁ面倒なのでそういうのをひっくるめてDLCと定義しておきまして……。

多種多様のDLCが出ましたが、スポニチでガンホーの森下一喜社長がゲームに対する課金について語っておられます。

携帯ゲーム界では折しも、強力アイテムを得るため高額課金させる「コンプガチャ」が社会問題化した。森下氏は「企業としてその方法論をとることは否定しないが、ゲームとしては、お金で強くなって何がおもしろいのかと思う」と話す。

[引用元:スポニチさん]

スポニチはたまにこういう記事をあげてくるから侮れません……。

森下氏の発言は、私としては非常に良く理解できます。しかし、スマホ関連のゲームで課金をしまくり、重課金兵へと昇進している人達を批判する気はありません。課金をするもしないもその人個人の問題ですし、また課金すれば優位に立てるというのはゲーム内容の問題でもありましょう。面白さの基準が違うという事でもありますので、何とも口を出しづらい部分なわけです。いやま、それをゲームと呼ぶべきか否かの議論はすべきだと思いますが。

私自身の考えとしては、ゲームで遊ぶからにはゲームがしたいわけであって、課金をするゲームがしたいわけじゃありません。何となく、ゲームをどれだけ安く買えるかというゲームのSteamセールにも似てはいますが、そういうのはSteamのセールだけで十分です。「困ったら課金すれば良い」なんて攻略を紹介するようなゲームは、実に世知辛いモノがあると考えております。だからこそ、ゲームをより楽しませるための拡張ステージ的なDLCは大いにやれば良いとも思います。

このDLCの問題は非常にややこしく、何が良くて何が駄目かというのは個人の尺度から始まり、そのゲーム内容、課金の在り方、タイミング、事前情報と発売後の評価などなど複雑に絡み合いながら善し悪しが判断されます。しかして、DLCを出すのはメーカーです。結局のところ、メーカーがそのタイトルを自社でどうコントロールしたいのかに尽きます。そのコントロールがうまくいっているのかどうかは、各メーカーに対する印象を思い浮かべれば各々の意見が出てくる事でしょう。

今後、F2Pのタイトルが増えDLCの存在はより一層重要になってくるのは間違いありません。今後メーカーはどういう選択をするのかわかりませんが、ただのゲーム好きからすれば、最善の攻略方法が金を出す事というつまらないゲームを作っていくような選択はしないで欲しいと切実に願いたいものですね。

しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会

しょぼーんさん:ガンホーの社長さんが課金について一言申していたので、話題に乗ってみました。

しゃきーんさん:課金は色々と思うところが多い人もいそうだわ。

しょぼーんさん:もはや一括りに課金要素って言い表すには難しいとも思うけどね。でもまぁ、課金ありきならニーズを考えてやれとしか言い様がないし、ゲームなんだからゲームをさせるようにしろとも思う。……ま、課金しても良いって思わせるのが一番難しい所なんだろうけどネー。

しゃきーんさん:簡単にできりゃどこも苦労してねーわな。

連載:気まぐれゲーム雑記 第407回:追加課金について考えると、結局ゲームをどうしたいのかに行き着くのでしたに関するしょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会

しょぼーんさん

しゃきーんさん

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