気まぐれゲーム雑記
第393回：スマホ版ドラクエ1がなんだか微妙なようです

作るべきはしっかり作りましょう。

しっかり作れば信用にも繋がると思う

Steamのフォールセール2013が開始されてしまい、更に積む事待ったなし状態のAZです。ほ、本当は積みたくないんです！

そんな切なる悲鳴とはまったく無縁の話ですが、スマホ版「ドラゴンクエスト」が配信開始されました。App StoreとGoogle Playの総計100万ダウンロード分を先着で無料配信するということで、11月28日になった直後は結構なお祭りムードだったようです。

で、気になっていた評価の方はApp StoreとGoogle Playの両方共に良いわけですが、「ドラゴンクエスト ポータルアプリ」として見た場合の話（今後、ドラクエ2や3などもこのアプリから配信されるため）であり、ドラクエ1としての評価は少々微妙な展開となっておられるようです。

• 竜ちゃんのお城が丸見えやないかー！ スマホ版「ドラクエ」ここがガッカリ（ねとらぼさん）
• やった、ドラクエがきたぜ！→そして伝説へ。- iPhoneゲーマーな日々（Game Castさん）

大手のゲームメディアがレビューしているところはまだありませんが、ねとらぼさんにGame Castさんはそれ相応に知られた存在ですし、その2つがそこそこな酷評っぷりで実に良い感じです。私自身も似たような感想で、コンテンツの最適化を施さないでそのまま配信したのだなぁという印象でした。

すでに大手として多くの目が注がれているスクエニなだけに、その一挙一動にアレやコレやと様々なイロハが付いてしまうのは仕方がない事でしょう。当然ながら、今回配信された「ドラクエ1」を楽しんでいる人がいるのも間違いではありません。しかし、スマホに力を入れるといっていたスクエニが、ちょっと見る人がみれば気づいてしまうような出来映えでやってしまうというのは何とも物寂しさを感じたりしないこともありません。

FF14ではしっかりとファン層のニーズに応えるような代物を作り上げる事が出来たわけですし、決して作れないわけではないでしょう。どのようなコンテンツであれ、過去からの遺産を使い回しているだけと思われてしまっては話になりません。スマホに力を入れるのは結構でございますが、力を入れるなら入れるなりに「作りの荒さがわからない人」だけを対象に商売するだけではなく、分かる人にも納得がいくような作りをしていって欲しいものですね。