気まぐれゲーム雑記
第377回：日本のゲーム業界はガラパゴス化へまっしぐららしい

がらぱごすって久しぶりに見た気がします。

どこもかしこも大きくなった

メタルマックス4とGTAオンラインを同時進行すると、やっぱり戦車はチハが良いよね！　とか思ってしまうAZです。メタルマックス4のファーストインプレッションはもうすぐ書けそうな気がしています。

ところで、日本のゲーム業界はガラパゴス化が進んでいるという記事が掲載されました。

任天堂が昭和５８年に「ファミリーコンピュータ」を発売以降、「ゲームといえば日本」が世界の常識だった。だが、近年はゲーム機の高性能化による開発費高騰に日本のソフト会社がついて行けず、ソニー・コンピュータエンタテインメント（ＳＣＥ）の次世代ゲーム機「プレイステーション（ＰＳ）４」は国内発売を延期する事態に陥った。だが、日本メーカーは携帯電話向けのソーシャルゲームに注力する状況が続いており、日本メーカーの“ガラパゴス化”が深刻な状況となっている。

［引用元：MSN産経westさん］

まさにその通りです。そこらへんは、PS4の発売が日本では来年とぶっちぎって遅くなっている事でもわかるように、海外で売れるゲームと日本で売れるゲームには明らかな差があります。そこに開発費の高騰という厄介な問題も付きまとい、各メーカーはタイトルを乱発できる体力があるとも言いがたいです。

私としては、既存の人気があるような売れるタイトルはパッケージで、そうじゃないタイトルはDL専用などでコストを抑えて売りに来るのではなかろうかと思っています。ようするに、PCゲームのSteamとかと同じですし、インディーズと大手メーカーの違いのようなものです。それにスマートデバイスはその最たるモノで、そのDL専用でF2Pを展開しているだけの事と言えるでしょう。

他にも、

気を吐く日本メーカーもある。「バイオハザード」で知られるカプコンと、「ファイナルファンタジー（ＦＦ）」のスクウェア・エニックス（スクエニ）。カプコンはＰＳ４に完全新作、Ｘｂｏｘ Ｏｎｅに人気シリーズ最新作を投入予定で、スクエニはＦＦ最新作を両機種で展開する。

「日本のゲームは海外で売れない」とされるなか、バイオの最新作は世界で５００万本以上を販売。次世代機向け新作開発の噂も飛び交う。カプコン幹部は「家庭用ゲーム機市場の収益は苦しくなっているが、技術開発から１度離れるともう２度と戻ってこれなくなる。次世代機でも挑戦を続けたい」と強調する。

［引用元：MSN産経westさん］

といったように、家庭用ゲーム機で出し続けることに一定以上の価値を見出している大手メーカーもあります。海外との開発力の差が指摘されている昨今ではありますが、スクエニは自社でゲームエンジンを開発したり、コナミがフォックスエンジンを開発するなど何とかしようという部分も見え隠れしないこともありません。ついでに、中小メーカーながらに頑張っている「コンパイルハート」についても、ガラパゴスRPGを出したということで取り上げられています。うん、アレはビジネスの方向性として間違っていません。需要があるところに投資をするのは、ビジネスの基本だと教わりました。

あくまでも個人的な意見ではありますが、日本でPCゲームが流行らなかったのもマイナスの一因だったと考えています。PS4やXbox OneがなんだかんだとPCと似た様な仕様になっているというのはすでに知れ渡っている事で、海外じゃPCも含めたマルチで出たりすることで、技術開発も向上した事でしょうが、日本だと家庭用だけに絞れば良いのでその分負担は楽だったのではないかと、思えてしまうわけです。そのツケが今出ているのかどうかは何ともわかりませんし、そもそも概ね私の妄想ですけど。

結局のところ、世界から見て日本はガラパゴス化しているのは確かですし、海外の流れに乗るのも開発力的な意味合いとして大切ですが、それでいて日本らしい作品を作って世界にアピールする方が将来性も高い様に感じてなりません。次世代機をきっかけに色々と変化するのかどうかわかりませんが、いち消費者として各ハードメーカーやソフトメーカーに生暖かい声援を送っておきたいですね。