連載:気まぐれゲーム雑記 第361回:ゲーム機とスマホゲームについての調査結果が、実に今の現状を見せつけてくれる

気まぐれゲーム雑記
第361回:ゲーム機とスマホゲームについての調査結果が、実に今の現状を見せつけてくれる

好きかそうじゃないかというレベルじゃないわけで。

ただ盛りあがれば良いというわけでもない

最近もっぱらの話題は、スパムコメントを撲滅するにはどうすれば良いだろう? という事に注力しているAZです。底辺ブロガーが更新時最初にやることは、スパムを削除する作業からです。

最近は次世代機の動向や性能、コントローラなどなどが注目を浴びているわけですが、日本だとXbox Oneの発売は2014年で詳細はわからず、PS4も2014年2月22日と動きが鈍い位置付けとなっています。この原因は色々あり、日本の場合は日本独自のタイトルを揃えないといけない事や、携帯機が主流になっている事などが挙げられる要因でしょうか。ビジネス面でみれば、海外からするとやりづらい市場かもしれません。

そんな中ですが、インターネットコムとgooリサーチが「ゲーム機/スマホゲーム」についてのアンケート調査結果を発表しています。

このレポートは、インターネットコムと goo リサーチが携帯電話やインターネットを活用したアンケート調査を定期的に行い、その結果を発表するものである。今回は「ゲーム機/スマホ ゲーム」について調査した第5回である。

[引用元:インターネットコムさん]

これがまた、何とも偏りがありそうなアンケートになっており、

調査対象は全国10代~50代以上のインターネット ユーザー1,070人。男女比は男性53.3%、女性46.7%。年代比は10代13.5%、20代15.8%、30代21.2%、40代17.4%、50代以上32.1%。

まず、今回も各ゲーム機の所有状況を見てみた。何らかのゲーム機(据え置き/携帯型問わず)を所有しているという583人(全体の54.5%)に、所有しているゲーム機をすべて答えてもらったところ、上位5種類は「ニンテンドーDS(DS Lite・DSi・DSi LL・3DS・3DS LL含む)」(59.9%)、「Wii(Wii、Wii U)」(50.4%)、「PS2(プレイステーション2)」(41.3%)、「PS3(プレイステーション3)」(35.8%)、「PSP」(31.4%)という順番だった。

[引用元:インターネットコムさん]

ゲーム機の調査で一番多い年代層が50代以上とはこれ如何に……? とも思えてならないところですが、アンケートに答えた結果がそうだったというだけの話なので、これはこれで仕方がない話です。

しかして興味深いのは、PS4が発表されたのにPS3が売れ続けている事について、

ゲーム機は「ゲーム機そのものが購入対象」なのではなく、「好きなゲームをプレイできるゲーム機が購入対象」という異なる特徴を備えているため、古い製品でも継続的に売れるのではないだろうか。

[引用元:インターネットコムさん]

と、結構核心を突いている事。それ以外にも、今のところPS4ではPS3のゲームが出来ないといった、根本的な理由が存在しています。

で、次世代ハードについては

【PlayStation4(PS4)】

  • 購入したい:9.4%(前回10.9%)
  • 購入する気はないが、興味はある:25.6%(前回24.8%)
  • 購入する気はない:65.0%(前回64.4%)

【Xbox One】

  • 購入したい:2.1%(前回2.5%)
  • 購入する気はないが、興味はある:14.9%(前回16.1%)
  • 購入する気はない:83.0%(前回81.3%)

[引用元:インターネットコムさん]

ということで、大半の人が購入する気がないという結果で、大体こんなものなのだろうなぁと言う印象です。実際、普段からゲームをする人達や業界に関わっている人達からすれば興味津々な次世代ハードでしょうが、余りゲームをしないけどちょっとした娯楽としてゲーム機が欲しいという人達にとっては手が出にくい代物であるのが見て分かるわけです。

ただただ、普段からゲームをしている層のみに売れれば良いというならそれでも構いません。しかし、そういった方向性では限度があり、それとは違ったアプローチが必要となります。だからこそ、Xbox Oneはゲーム以外の部分をアピールしたのでしょうし、PS4も音楽や映画などの配信要素を強調したのでしょう。ようは、ゲームハードにゲーム以外の付加価値がないと、比較的興味がない人達は取っつきにくいのです。

PS4やXbox Oneの初動は、恐らく一部のハード好きや熱狂的ファンに支えられる形となりそうです。今までがそうですし、大体の人はある程度ゲームが出揃うか、自分が好きなゲームの発売が確定してから購入する事を選びます。そこを考えれば、普及するのに時間がかかるというのは想像に容易いです。

このようなアンケートは、新ハードの盛りあがりは一部であって、全体的に見れば最初から勢いがある方が珍しいという現実を見せつけてくれます。PS4やXbox Oneがどうなるかはフタを開けて見るまでわかりませんが、どのような形で推移していくのか、生暖かく見守りたいですね。

しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会

しょぼーんさん:何か、実に偏っているけど何となく今の現状が見えるような気がしないこともないアンケートがあったよーって話題です。

しゃきーんさん:ふむ。まぁ、次世代ハードがいきなり爆発ヒットってのは、通常じゃ想像し難いな。

しょぼーんさん:Wiiの時が珍しい例だっただけで、大抵はソフトが出揃ってきた雰囲気になるまで、ハードの購入は手が出づらいのが現実だよね。まぁ、わたくしのような物好きは買うんだろうけど。……世の中、物好きだらけになればいいのに……。

しゃきーんさん:それが基準となっていたら、今頃ゲームハード事業は何かとボロ儲け出来るビジネスになっていただろうよ。

連載:気まぐれゲーム雑記 第361回:ゲーム機とスマホゲームについての調査結果が、実に今の現状を見せつけてくれるに関するしょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会

しょぼーんさん

しゃきーんさん

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