海外から超新星といわんばかりに登場したニューカマーことニンテンドー2DSですが、メディアの電撃オンラインさんが任天堂広報のコメントとして、日本での2DS展開は現時点で予定されていない事を伝えています。

【8月29日13：25 任天堂広報部からのコメントを追記】

任天堂広報部によると、現時点では日本における2DSの展開は予定されていないとのこと。なお、2DSが販売される各地においては従来の3DSおよび3DS XL（日本では3DS LL）とともに販売していくという。

［引用元：電撃オンラインさん］

想定の範囲内、というやつでしょうか。

海外でポケモンX・Yと同日発売であることや、徹底したコストダウンなどを考えれば、初めて3DS（？）を持とうと考えている海外の子供をターゲットにしているのは明らかです。要するに、親が子供にねだるにはうってつけの代物という位置付けでしょう。日本ではすでに普及しているので、2DSの必要性は高くないという事が言えます。

また、engadgetさんの方では、仕様についての情報も公開されています。

画面サイズは、無印3DS と同じ上3.52インチ / 下3.02インチ。3DS / 3DS LL は閉じるとスリープモードに入っていたのに対して、ストレート型(スレート型)の2DS では本体右下(電源ボタン下)にスライド式のスリープスイッチがあります。

このほか細かな仕様は、

• バッテリー駆動時間が3DSゲーム時で3.5時間〜5.5時間。無印3DSの3時間〜5時間よりやや長い。
  (3DS LL は3.5時間から6.5時間。旧DSゲーム時には2DS 5 - 9時間、3DS 5 - 8時間、3DS LL 6 - 10時間。スリープ時に約3日は各モデル共通。)
• スピーカーはモノラル。ヘッドホン端子はステレオ出力。
• 重量は260g。無印3DS の235g よりはやや重く、3DS LL の336g よりはわりと軽い。
• 付属するSDHCカードの容量は4GB。
• ACアダプタ同梱。(3DS XL / LL では別売り)
• 純正ポーチも用意。ただし別売り。

このほか、背面ステレオ3Dカメラと前面カメラ、ジャイロと加速度計、WiFi 、旧DS互換などは3DS / 3DS LL と共通です。

［引用元：engadgetさん］

ということで、アダプタもついているし、初めて買う子供向けでついでにポケモンもセットにしてどうぞ！　という海外展開のための代物という位置付けで間違いはなさそうです。デザイン面やら何やらで色々と賛否両論は出ているようですが、すでに持っているユーザーにはほぼ無縁の代物でしょうから、2DSの発売で海外展開がより進むと良いなぁ程度に見守るのが一番というところでしょう。……一部のガジェット好きな方々は欲しがる人もいるかもしれませんが。

いきなりの登場で国内外問わずのゲーマー達を大いににぎわせたニンテンドー2DSですが、この一手で海外市場の小さなお子様がいらっしゃるご家族へのアピールはできたという見方ができます。はてさて、その本命ともなるポケモンX・Yはどれくらいの勢いを見せるのでしょうね？