マルチ:海外では「セインツロウ4」の開発映像第3弾が公開、海外メディアによるレビューも多数解禁されました
北米ではPC/PS3/360から8月20日発売予定、日本でも発売予定の「セインツロウ4」ですが、海外では開発映像第3弾が公開されました。
また、海外メディアによるレビューも解禁されており、例によってChoke Pointさんによるまとめがありますのでいくつかご紹介です。
▼ Joystiq 5.0/5.0
私は、『Saints Row IV』が前作には及ばないのではないかと懸念していた。拡張版を続編に拡張したせいで、使い回しで水増ししただけの空虚なゲームになるのではないかと心配だったのだ。ありがたいことに、Volitionは見事な職人芸で、生き生きとした世界や愛すべきキャラクター、突出したゲームプレーを作り上げている。Steelportであろうと、バーチャル世界であろうと、宇宙空間であろうと、Saintsが全てを支配するのだ。
▼ Destructoid 9.5/10
『Saints Row IV』は、最初から最後まで喜びに満ちている。とにかく楽しい。『The Third』に失望していた私は少し斜に構えて本作に臨んだが、Volitionは全力を尽くして前作の欠点をほぼ全て修正し、我々の期待を凌駕する作品を作り上げている。『Saints Row IV』で一番気に入ったのは、なによりもまずプレーヤーを第一に考えてくれている点だ――文字通り全ての新フィーチャーやアビリティが、プレーヤーを楽しませるためにデザインされているように思える。
だからこそ、クレジットが流れ出した時、私は悲しくなってしまったのだ。
たとえ君を夢見ている時でも、世界一甘い夢を見ている時でも駄目なんだ
君が恋しくなってしまう
何一つ見逃したくないんだ目を閉じたくない
眠りに落ちたくない
何一つ見逃したくないんだ
(訳注:Aerosmith “I Don’t Want To Miss A Thing”より)▼ Canadian Online Gamers 94/100
『Grand Theft Auto V』を予約済みで、『Saints Row IV』を買おうという考えすら浮かばない者も多いだろう。それはとても残念で、率直に言うと過ちだ。こんな傑作を素通りしてしまうなんて。スーパーパワーやエイリアンを追加するという賭けに出た『Saints Row IV』は、恐らくVolitionにとって最も野心的なゲームだろう。その結果として出来上がった作品は、個性と唯一無二のバカっぽさに満ち溢れたゲームだ。『Saints Row IV』はこの夏が正に必要としていたゲーム。箱庭スタイル・ゲームで私が好きな部分を全て向上させている。一世一代のアドベンチャーだ!
▼ Polygon 9.0/10
『Saints Row IV』は、ほぼあらゆる瞬間が安っぽいスーパーヒーロー映画をプレーしているかのようだ。パロディと模倣に満ち溢れた本作は、世界全体がゲームプレーにバラエティを持たせるためだけに存在しており、最後まで最強気分を味わうことができた。洗練とは無縁のゲームだが、そもそもそんな狙いもない。キャラクターを好きなようにカスタマイズできるお陰で、自分がプレーしたいようにプレーさせてくれるのだ。『Saints Row IV』はスーパーヒューマン気分を味わえるゲームで、それこそがこの手のゲームの醍醐味だろう。
▼ Hardcore Gamer Magazine 4.5/5.0
シリーズにとって途方もない新ゲームプレー・メカニックと突出してコミカルなシナリオを取り入れた本作ほど、私の興味を捉えたゲームは久しぶりだ。エイリアンからライバル・ギャングまで、邪魔する者は叩き潰すという点に変化はないが、本作ではスーパーナチュラル能力でそれができるのだ。協力プレーの相手がいなくとも、最初から最後まで決して飽きることはないだろう。終わり無きエイリアンの大群と戦っている時でも、仲間と一緒にドライブを楽しんでいる時でも、『Saints Row IV』には純粋な混ぜ物のない楽しさが詰まっている。▼ Game Informer 8.5/10
コンセプト: エイリアン侵略から世界を救う
グラフィック: フレームレートは安定しており、エフェクトも美しいが、常に暗いのは鬱陶しい
サウンド: ゲームと同じくらいバカっぽいサウンドトラックが好みなら、ラジオはMix局に合わせよう
プレー性: 既に混み合った操作体系にスーパーパワーがスムーズに組み込まれているのは素晴らしい
エンターテイメント性: 前作には及ばないが、それでも楽しめる
リプレー性: 控えめイライラ、バグ、奇妙なデザイン・チョイスもあるが、1人でも復活した協力プレーでも、『Saints Row IV』はひたすら楽しいゲームだ。乗り物はそれほどエキサイティングではないが、爽快な飛行が補っている。豊富なアップグレードに武器カスタマイズで大統領をパワフルにしていくのは中毒性とやりがいがあるし、最後にはほぼ無敵状態になれる。Steelportを救うのはもう目新しくないが、新しい能力や武器のお陰で、スペクタクルはシリーズ随一だ。
▼ Edge Magazine 8.0/10
本作でVolitionは遂に、長年シリーズを蝕んできたアホな幼稚さや能天気な女性蔑視に別れを告げた。Steelportの最も高い場所からジャンプし、Montell Jordanの”This Is How We Do It”を聞きながら、3キロも先にあるオブジェクティブ・ポイントまで滑空していると、これこそVolitionが作りたかったゲームなのではないのかという感じがする。一つだけ確かなのは、我々がプレーを待ち望んでいたゲームであるということだ。
▼ Eurogamer 8.0/10
『Saints Row IV』は荒削りかも知れないが、ボリュームで補っている。スーパーヒーロー・ジャンルへの、そして狂気を可能にするメディアへの心温まるラブレターである。ここまで見事にバカだともはや芸術であり、『Saints Row IV』はバカさのシスティーナ礼拝堂天井画なのである。▼ Games Radar 4.0/5.0
良い点:
・凄いスーパーパワー
・ゲーム、ジャンル、お約束の笑えるパロディ
・とにかくボリューム満点
悪い点:
・印象的なストーリー・ミッションが少ない
・平凡な敵エイリアン
・技術的なバグ過去作の敵と比較して、エイリアンは個性に欠けているが、エイリアンを蹴散らすのは決して飽きることはない。メイン・ストーリーをクリア後も、エイリアンを倒すためだけにウロウロしてしまうだろう。もう少し焦点が絞れていて、中身が濃ければ、『Saints Row IV』はオープン・ワールドのファンにとってマストなゲームになっていただろう。しかし、それでも本作は楽しめる出来だし、スーパーパワーをここまで巧みに扱ったゲームは他にないはずだ。他の部分も同じくらい凄ければと思ってしまう。
▼ IGN 7.3/10
良い点:
・最高のスーパーパワー
・ぶっ飛んだユーモア
・キャラクター・エディター
悪い点:
・強すぎる能力
・使い回しのコンテンツ使い回しのマップと過剰に強すぎる能力のせいで、『Saints Row IV』はチートで前作をプレーしているように感じる。馬鹿げた物語とアホっぽいキャラクター、分かってやっているユーモア、驚異的なキャラクター・エディターが全てを機能させており、過去作をプレー済みで内輪ネタを理解できる人間なら尚更楽しめるはず。しかし、一気に突っ走って手応えのなさに飽き飽きしてしまうせいで、魅力が削がれている。
▼ GameTrailers 7.1/10
隅々まで馬鹿馬鹿しく、目新しさも効果的だが、ユーモアだけでは補えない問題が多数存在する。バカさを隅々に詰め込んでいるが、過剰さに足を引っ張られているのだ。「器用貧乏」の典型であり、全ての要素が『Saints Row IV』よりも優れている他のフランチャイズを思いつくのは実に容易いことだ。本作が楽しくないというわけではないが、できれば次回作は不謹慎さと同じくらい洗練させて欲しい。
[引用元:Choke Pointさん]
賛否両論でているものの概ねの答えとして、バカゲー(褒めてます)としてのクオリティは相変わらず、という結論でしょうか。良くも悪くもセインツである事が分かるレビュー群のようで、ファンなら期待しても良さそうな雰囲気はさせてくれます。今後出てくるであろうユーザースコアなども参照しておきたいものです。
日本での情報は発売のみ決定しただけで今後のスケジュールはまだわかっていませんが、海外での発売日が8月20日頃と思えば出てくるのは年末くらいでしょうか。日本のセインツファンに良い仕上がりの結果を見せつけてほしいものですね!
しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会
:「セインツロウ4」の動画とかレビューがでてるよーってなお話です。
:だいたいは良さそうだな。悪い点も目立つみたいだが。
:それさえもユーモアで解決することが出来るかどうかって事でしょうな。日本でも早いところ発売日とか発表してほしいものだけど、ローカライズを考えたらまだまだ先かねぇ。……規制なしのPC版が登場するのはいつですか?
:知らんがな。
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