一部のコアなシミュレーションゲーマーに愛されて止まないシヴィライゼーションシリーズですが、海外ではMMOタイトルとして「シヴィライゼーションオンライン」が発表されました。

以下、詳細を抜粋。

• 開発はMMORPG「ArcheAge」で知られるXLGAMES
• 対応機種はPC
• ゲームエンジンにCryENGINE 3を使用
• プロデューサーはJake Song氏。曰く、「大きな社会実験のようなゲーム」
• ターン制ではなく、ジャンルは「MMORPG」を目指しているとのこと
• 武器、衣類、個人の家、ビル、最終的には都市に至るまでプレイヤーが作るサンドボックスゲーム
• 建築も製作にも資源が必要となり、それはプレイヤーたち自身で集める
• ガレー船を発明することで海を越えて新しい大陸の発見に繋がり、新たな資源の獲得に繋がる
• ピラミッドのような巨大な建造物は、レイドのように多数のプレイヤーで協力して建てる
• 世界はシームレスで、複数の異なる文明で構成されている
• シヴィライゼーションの世界の一人の住人となり、持続的でダイナミックな影響を世界に与える
• 太古・古代・中世・ルネサンス・産業革命期・近現代の6つの時代
• 勝利を収めるまでその時代でプレイが続く。文化的勝利も可能。
• ナンバリングタイトルと異なり、概念的にではなく実際にキャラクターがその時代の世界を体験できるというアプローチ
• キャラクターレベルが存在するがレベリングは簡単で速い
• PvPも存在。他の文明を攻撃する
• Civilization Onlineは2010年頃から開発している

［情報元：Kultur -クルトゥーア- さん］

期待半分、不安半分的なノリですね。

Civシリーズといえば、文明が主な要素です。そして、その文明をどう繁栄させていきクリアへ導くかがゲームのキモとなります。その文明を繁栄させるためのいち住人としてプレイすることになる、というのは実に何とも悩ましい。指導者の如く国の運営をしたいのだ！　というのがCivの根幹ではありますが、MMOにするならいち住人にする他ないでしょう。つまり、ユニットで言えば労働者といったところです。PvPもあるから戦闘系ユニットにもなれる万能キャラなわけですが。

勝利条件に向かって集団で何かを決めていくというスタンスになっていきそうな雰囲気を醸し出してくれますが、確かにそれならMMOとも言える事は間違いありません。どのような代物が出来あがるのか、楽しみでもあり不安にも思えてしまうところでしょう。

もっとも、日本でこれがサービス開始されるかと言われれば絶妙に微妙なラインです。2K Gamesさんは、Civシリーズを日本語でもきちんと出してくれる珍しい海外企業の一つではありますが、MMOのサービスとなるとまた話は別になってくるのは見えています。
はてさて、本作がCivファンをどれほど動かせる代物になるのでしょうか。AoEオンラインライクな結果にならないことを願いたいものですね。