雑記:ブレスオブファイアの新作「ブレスオブファイア6」が見事なくらいスマホやタブレットで最適化されたオンラインゲームになった件
カプコンさんのオンラインゲームを発表する場として「ネットワークゲームカンファレンス」が開催されたわけですが、そこでブレスオブファイアシリーズの最新作「ブレスオブファイア 6 白竜の守護者達」が発表されました。公式サイトをみた限りでは、対応プラットフォームはスマートフォン・タブレット・パソコンとなっていて、ジャンルが「お手軽タッチ型オンラインRPG」となっています。メインは、スマホやタブレットである事をふんだんに滲ませた代物でしょう。タッチパネルのPCを持った人なんて圧倒的に少ないでしょうから。
先日、自分が書いた記事で「MMOやフリーミアムなタイトルは、ユーザーを満足させれば課金して貰えるが、それ以外でそのゲームが好きか嫌いかを決定付ける要素はブランドである」といった趣旨の事を書いたわけですが、昨日の今日でそれを再現してくれるとは思いも寄りませんでした。なんというか、カプコンさんは流石です。
メーカーが、どのような思惑でブラウザゲームやソーシャルゲームに向けてユーザーを集めようとしているのかと言えば、お金を払ってもらうことが最大の目的となっています。企業ですから、稼ぐのは当たり前です。
で、先日の記事の「ユーザーを満足させれば良い」という結論に回帰するわけですが、メーカーはどういったユーザーを集めようとしていて、どういったやり方でユーザーに課金してもらって利益を得ようとしているのかが見えてきません。少なくとも、ブレスオブファイア6に限って言えば、ブレスの名を付ける以上はブレスオブファイアシリーズファンをターゲットにしているわけですし、今までのブレスオブファイアシリーズファンがスマホやタブレットのゲームをメインに遊んでいる、という分析でしょうかね? その分析が正しいかどうかはわかりませんけど。
とはいっても、恐らくブレスオブファイアシリーズはこういった登場でなければ、もう日の目を見る機会はなかった可能性があります。となると、最大限ユーザーが譲歩できたであろうラインはナンバリングか否か、というところでしょうか? 私としては、ちょっと膝に矢を受けてしまったレベルではないくらいブランドブレイクに余念がないとも思ったりはしますが、カプコンさんがこういう道を選ぶ以上は単なる思い違いでしょう。まぁ正しい道は、ブランドに依存せず新規で面白いモノを作るのが一番ですけど。「パズドラ」や「艦これ」みたいに、新規でも出てくるものはでてきますので。
ユーザーの思惑と企業の思惑がマッチングしていないような気がしてならない一例ではありますが、何だかんだとFFの名を使っている「FFブリゲイド」も好調だという話は出たり出なかったりしているので、ブレスオブファイア6もそうなるかもしれません。開発費が高騰しゲームが売れにくい世の中、フリーミアムに活路を見出そうとする企業の思惑もわからないではありませんが、そこにユーザーの思いが乗りそうにもないというのはどうなのでしょうね? ……まぁ、勝手な思い込みということもありますので、6が無事大ヒット致しまして今度はコンシューマ機でブレスオブファイア7が出てくれる事を願いましょうか。
[情報元:ブレスオブファイア 6 白竜の守護者達さん]
しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会
:ブレスオブファイア6が出るんだけど、PCとかスマホとか凄まじく微妙になりそうって話です。
:なんだろうなぁ。これはブレスオブファイアのブランドを使う方が間違ってねーか?
:どんなものであれ面白けりゃそれで良いんだけど、ユーザー心理としては複雑でしょうな。まぁ、我ら貧弱なゲーマーが祈れる事は、せめてブレスオブファイア6が成功してコンシューマ機で7が出てくれる事を願うだけなのです。……これをやりたいかと言われたら現時点じゃ魅力を感じないわけですけどネー。
:……まぁ、ゲームの詳細情報が出てくるのを待つしかねーよな。
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ナンバリングでこういうゲームっていうのはちょっと他に思い当たりませんね。
批判受けるのは目に見えてるわけですがどうなることやら。
まあカプコンさんも批判意見がでるということは想像しているとは思いますがね。