ファミコン30周年おめでとうございますモードの任天堂さんですが、GDCヨーロッパに初参加する事が伝えられています。詳しくはこちら。

GDCとは、ゲームデベロッパーズ カンファレンスの事でゲーム開発者達による討論会みたいなものです。世界中からゲーム開発者達が集い、担当したゲームの成果や開発手法、プログラム、ビジネス面、グラフィックなどなど多くの事が話題になります。すでに今年の3月にサンフランシスコでGDCは開催されましたが、そのGDCのヨーロッパ版がGamescomと平行する形で開催される事を受けて、今回任天堂は初参加となったようです。

Wii Uは、タイトルラインナップの薄さが問題になっています。当然ですが、任天堂自社だけで頑張り続けるには無理があり、サードパーティをどれだけ引き込めるかがポイントの一つになっていますが、今Wii U用タイトルを開発しているメーカーがどれだけあるかは未知数です。Wii Uを含めたマルチではWii Uを買うきっかけにはならず、Wii Uだからこそ遊べるタイトルが任天堂タイトルだけになってしまっては、より多くの普及は難しいでしょう。

そういった現状を踏まえ、任天堂さんはUnityやNintendo Web Frameworkを開発者達に無償で提供している、という報道は何度も出ています。それだけ、開発者達の囲い込みに必死であるというのはわかりますし、Game Padはある程度スマートフォンとの融和性が見込めるので、アプローチとしては良いかも知れません。とはいっても、個人に門戸を開放しないあたりは、まだまだ押しの一手が足りないという部分にも思えますが……。

GDCヨーロッパに参加することで、ヨーロッパの開発者達にWii Uをきちんと説明しながら売り込んでいくという狙いが一番大きいところでしょう。今回の任天堂さんはどんな話題を出してくるのか、楽しみにしたいものですね。