気まぐれゲーム雑記
第270回：何やらグリーがまたよろしくない雰囲気らしい？　と言う話題

これで日本だけ賑わっていたら、それはそれでちょっと面白いわけで。

海外展開に失敗……したのかな？

当ブログはゲームブログでして。
なるべく正確な情報をご提供したい、という一心でやっておきながら、先日凡ミスをかましてしまい大変凹んでいるわけですが、それはさておき、その話題とするゲームはいわゆる「据え置き機」や「携帯ゲーム専用機」を指しています。とどのつまり、カードゲームやらテーブルゲームやらは省いたものが大半です。ですので、ソーシャルゲームも隣の庭、と思いながら生暖かくその状況を見守るスタンスを取っています。

そんな隣の庭であるソーシャルゲーム業界では、日本のツートップの一角である「グリー」が海外展開で色々とよろしくない情勢になっている、という記事をちらほらと見かけます。例えば、中国に続き韓国も撤退か？　という記事が載ったり、イギリスのスタジオを閉鎖（海外サイトです）したり、どうも旗色がよろしくないというニュアンスの空気を放っています。
というわけで、今日はそんなグリーを生暖かく見守りつつ、何がどうしてそうなっているのかとアレやコレやと書いてみようかと思う次第です。

グリーの今年のTGSブース規模はどうなる？

グリーは2年ほど前に、中国、韓国、シンガポール、イギリス、オランダ、ブラジル、ドバイなど一気に海外展開を広げました。手広くやろうとするほどの財力があったというのは2年前のソーシャルブームを見ればわかることで、当ブログもちょうどその頃に生まれたりしています。あの頃ほどソーシャルって何がしたいんだろう？　と思っていた時期はありません。今では良くも悪くもすっかり隣の庭ですが、一部のメーカー以外は大半がソーシャルやらアプリ市場へ進出していきました。……凄く成功したといえるのはわずかだとも思いますが。

話を戻しまして。
昨今においては、ソーシャルゲームバブルは終了したという事も言われていますが、グリーは中国からの撤退を発表しました。撤退の際に何やら一騒動あったようですが、「SPA！」の記事によれば6億4千万円かけたタイトルが失敗に終わったための撤退とあります。まぁそれもあるのでしょうけど、トータル的に収入が見込めない状況になったというのがあるのでしょう。ブームが終わりを告げるかのように、日本での収益に波が出てきたのがクリティカルな部分だったのかもしれません。とはいっても、営業利益が7割減したところでまだ黒字というのは、何だかんだと稼ぎがあるというのを示唆しているわけですが。

そこにきて、韓国撤退の噂やイギリススタジオの閉鎖といったニュースが出てきたわけですが、やはり日本国内でもヒットタイトルに恵まれず、去年に比べてほとんど話題に上がっていない印象があります。ここらへんは、パズドラの成功によってグリーやモバゲを仲介しないネイティブアプリを出した方が良い、といった風潮が生まれてきたからとも言えますが、自社の開発力がないというのはコンテンツ産業において致命的です。買収やら何やら頑張っている気がしないこともありませんが、やまもといちろう氏のブログによれば海外からは撤退して、国内で立て直しを図るようです。どう立て直すのかが見物というところでしょうか。

個人的に気になる事は、グリーと言えば隣の庭代表だったはずなのに、2011年、2012年とTGSの最大規模となるブースを展開している事です。……どうなるんでしょうね？　今年のTGSのグリーブース規模は。
今年のTGSは、マイクロソフトの参戦も決まっていますし当然Xbox Oneの出展が期待されるでしょう。また、ソニーもPS4を大々的にアピールしてくるのは誰しもが予想できる話で、そこに来て「TGSの最大規模ブースはグリー！」なんてニュースが出てきたら、なんというかもう色々とカオスな展開になってくるのは言うまでもありません。
そういう意味で、今年のグリーのTGSブース規模は楽しみにしたいところですね。……据え置きゲーム大好きっ子としましては、願わくばPS4やXbox One、その他ソフトメーカーの新作などが一番注目を浴びるような展開になってもらいたいものです。