連載:気まぐれゲーム雑記 第216回:コーエーテクモの業績が結構良いらしい、と言う話題
気まぐれゲーム雑記
第216回:コーエーテクモの業績が結構良いらしい、と言う話題
コスト削減も大切なわけで。
なんだかんだと業績が良い
コーエーテクモが平成25年3月期の決算短信を公開しました。詳しくはこちら(PDFです)。
とはいっても、やはりこういったモノは見慣れないと難しいモノですので、簡単に要点をまとめてみようと思います。
- 営業利益が62.1億円、純利益が56.6億円で共に前年比増となり黒字
- ゲームソフト事業は「真・三國無双7」「DEAD OR ALIVE 5」「真・北斗無双」が順調に推移
- 「ワンピース 海賊無双2」は国内で、「ポケモン+ノブナガの野望」が海外で好評だった
- Wii U向けに「無双OROCHI2 Hyper」などの3タイトルを発売し、新ハードに対応
- 「アーシャのアトリエ ~黄昏の大地の錬金術士~」「シェルノサージュ 失われた星へ捧ぐ詩」も販売を伸ばした
- 旧作のリピートやDLC販売も好調だった
- 主力ソフトが堅調に推移した事に加え、開発コストの低減を積極的に進めたことから大幅な増益を達成した
だいたいゲームソフト事業についてはこんなところでしょうか。他の事業は特記すべき事もさほどなく、無難といったところです。
というわけで、本日はそんなコーエーテクモの業績を生暖かく見てみようと思う次第です。
結構高く評価すべき
無双7は前作を下回る売行きでしたが、コスト削減など成すべき事を成した結果が上手く反映されたように思えます。何よりも良い事はゲームソフト事業が利益の大半を出していて、どこぞの企業のようにオンライン事業の方がゲームソフト事業の収益を上回った、みたいな展開ではないことです。
コーエーテクモは今のところ経営状況が非常に上手く回せているようなので、今後もゲームソフト事業にどんどん力を入れつつコスト削減を目指していく方向で進むでしょう。ガストタイトルもしっかりとアピールできていますし、無双のエンジンを使ったという新作アトリエにも注目が集まります。印象としては、ソーシャル系とゲームソフト事業を上手く使い分けているといったところでしょうか。……スクエニとは色んな意味で方向性が違います。
また、Wii Uの時もそうですが次世代機についてかなり意欲的に働きを見せる会社でもあるので、PS4やXbox次世代機についてもロンチで何か動きを見せるかもしれません。まだXboxの次世代機は発表されていませんが、どのハードでも出せるような体制を作っておくことが今のソフトメーカーに求められている形ではあると言えます。
ゲーム業界が縮小しているとか何だとかの論調がある中、コーエーテクモのようにきちんと利益を上げる事もできる企業があるというのは、何とも嬉しい話です。また、次世代機への開発も色々と費用が掛かる事は予想される中で、その前に高水準の利益を出せたのは、かなりプラス要因でしょう。他社のメーカーもゲームソフト事業が主軸になるような経営を心がけて欲しいものですね。
しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会
:なんか、コーエーテクモが普通に業績良かったヨーってなお話です。
:ゲームソフト事業できちんと利益を出せているというのは、何とも心強い話だ。
:そーですなぁ。無双もマンネリとか何だとか言われている中、7はバグが多かったけどアレはアレで面白かったし賞賛したいところです。色んな会社に見習って欲しい限りですな。……どことは言わないけどネー。
:言われたらコメントに困るから黙っとけ。
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はじめてコメントさせて頂きます!
コーエーさんはテクモさんと合体する前からなんだかんだで黒字続きでしたよね。
無双シリーズも強いですが、なんだかんだで信長や三国志シリーズも強いのでしょうか(;´∀`)
因みにオンライン事業はスク・・・げほんげほん。
それともカ・・・ですかw?