連載:気まぐれゲーム雑記 第215回:クソゲーをクソゲーと言えるのは素晴らしい、と言う話題
気まぐれゲーム雑記
第215回::クソゲーをクソゲーと言えるのは素晴らしい、と言う話題
まぁ、良くも悪くも主観的なモノが強くなるわけですが。
クソゲーがあったからこそ?
サイバーコネクトツーが開発中の「ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル」ですが、元々バンナム(開発はアンカーエンターテイメント)が手がけた「ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド」がクソゲー過ぎたからサイバーコネクトツーの松山氏がバンナムに直談判した、というのが話題になっています。詳しくはこちら。
まとめると次の様な感じ。
- 「ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル」の企画は7年前からだった
- サイバーコネクトツーの松本氏曰く、2006年に発売された「ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド」がクソゲーで、次はサイバーコネクトツーで作らせてくれとバンナムに直談判した
- 近日中に最新PV第5弾を出す予定
- 「ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル」のスタッフは内外合わせて総勢80名ほどになった
こんなもんでしょうか。
一企業の長たるものが、堂々とこういうことを言う事あたりに人間性や人気が集まるのだろうとは思えるところですが、クソゲーなモノをきちんとそういう事は非常に大切です。
というわけで、今日はそんな面白くないゲームについての話題をアレコレ綴ってみようかと思う次第です。
今は情報優先の時代である
インターネットが普及した昨今においては、どのゲームにどういった評価が集まっているのかを調べるのが非常に楽になりました。ゲームの面白さは人の感性によるモノが多く、人によっては面白いものであればそうではないものもあるわけですが、面白いという評価が多ければそれだけ面白く思えて来るでしょうし、その逆も然りという事が言えます。
特に、今は面白くないゲームをひたすらに貶す傾向が強い印象を覚えます。それが理路整然としたものであれば問題もないわけですが、その事を理解してもらおうという文章を書くのは非常に厄介です。自分の好みの傾向を理解してもらうところから書き出して、なぜ面白くないと思う答えに行き着いたのか、なんてことを書いていたら小論文が出来上がってしまいます。理解してもらうべきかどうかは何とも難しいところでもあります。
しかし、ゲームメディアがやっているレビューの点数やメタスコアは一つの指針になるわけですが、それが必ずしも良い結果を出すわけではないというのはもはや多くの人が知るところです。ともなれば、やはりより多くの一般的な声を聞く方が無難な答えに行き着けます。インターネットでそういったレビューを多く見るのは、非常に有効な手立てでもありましょう。そのレビューをした人が、どれくらいやりこんだのか、どう楽しめたのかなどを読み分ける能力も読み手にはある程度要求されますが……。
面白いゲーム、面白くないゲームは人それぞれです。ですが、プレイしたからこそはっきりと面白くないならそう伝えるというのも大切でしょう。きちんと伝わるかどうかは別問題ではありますが、インターネットの普及によって一般の人達のレビューも爆発的に増えました。
面白くないならどのように面白くないのか。面白いならどのように面白いのかをわかりやすく伝える手立てというのが必要なのかもしれませんね。
しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会
:何やら「ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル」は「ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド」がクソゲーだったからこそ、サイバーコネクトツーが作りたいってな話になったヨーってな話題です。
:そういうのがきっかけってのは良い話だな。……良い話か?
:駄目だけど、きっかけになったなら良い話なのかもね。ただまぁ、面白い面白くないってのはレビューで色々と理解がわかれるわけで。例えば、スルメのようにやりこめば面白くなるかもしれないゲームを早期で飽きたってなったら、それは果たして面白いのか? とか色々ややこしいわけですよ。だからこそ、個人の主張はしても良いとは思うけど。……それにわたくしにFPSやらせたら5分で瞬殺できちゃうしね!
:酔ってプレイできなくなるとか威張れる話じゃねーだろが。
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ネットでレビューを時々見るのですが個人の感情が前に出すぎてるのもよく見られますね。正直不快になるようなのもありますし、もう少し客観的に書いていただきたいものです。