連載:気まぐれゲーム雑記 第211回:Unityによる日曜プログラミングが趣味と実益を兼ねられそう、と言う話題
気まぐれゲーム雑記
第211回:Unityによる日曜プログラミングが趣味と実益を兼ねられそう、と言う話題
何も考えてなくて良いなら、ひたすらに没頭したいわけで……。
Unityの可能性
Unityと言えば、任天堂がWii U用のUnityを無償で配布することを発表し、今でもiOSやAndroidでのゲーム開発に大きく役立っているツールです。
個人的にではありますが、もしお金を稼がなくて良い立場であれば間違いなく没頭したいツールの一つでもあります。いやぁ、本当に楽しそう。
そんなUnityですが、インディーズや個人で活動している人達がUnityでどれだけ稼げるか、などと突っ込んだ話題をしている記事が掲載されました。詳しくはこちら。
まとめると、次の様な感じ。
- Tokyo 1minuteの田村幸一氏とテラシュールウェアのプログラマである山村達彦氏が「僕らがUnityで個人開発を始めた理由」というセッションを行った
- 山村達彦氏は、開発に2ヶ月と一人あたり15万を見積もって、田村幸一氏は趣味の範囲で開発をしているのでUnityのAsset Storeで50ドルのブロックを購入した程度だった
- 広告モデルに向いたゲームデザインを意識する必要があるし、アプリをダウンロードしてもらい宣伝にも力を入れる必要がある
- 個人製作や趣味でのプログラムはゲームを完成させるのが目的なので、Unityは効果的
- 商業でも趣味でも、楽しみながら作ることが重要
- Unityの特徴は、大量のグラフィックデータやツール、プラグインがAsset Storeに流通しているので、個人開発だからこそ使うべき
と、Unityの使い方とかそういった方面に偏った話ではありますが、個人的には非常に楽しい話題なのです。……いやぁ、たぶん余り理解できない人の方が多いかもしれませんが……。
そんなわけで、今日はマインクラフトのNotch氏がUnityで開発したゲームをご紹介してみようかと思う次第です。
一つを極めつつ、他も知る
準備段階として、PCで見る場合は Unity Web Playerが必要になるのでこちらからDLしてインストールしておくことをお奨めします。
で、そのあとはこちらにアクセスしてみて下さい。Mine Craftを製作したNotch氏がUnityで作ったタイピングゲームです。
点滅している文字を打つだけのシンプルなルールですが、文字が画面から飛び出たらアウトです。文字が飛び出ないようにタイピングし続けるのがコツ……なのでしょうけど、個人的にはスコアが70そこいらまでしかいきませんでした。……下手すぎてゴメンナサイ。
Unityは、ノンプログラマーでもある程度作ることができるというのがウリになっています。実際、記事で話題になった田村幸一氏の「デカルトの塔」は、ノンプログラマーが作った事でもちょっとした話題となりました。もちろん、ある程度の知識は要求されますのでそこらへんは学習するほかないわけですが……。Unityのベースは無料で使う事ができるので、興味がある人は試してみるのが一番かもしれません。
個人的な意見ではありますが、Unityは色々と使い勝手が良いツールである一方で、プログラム言語を学ぶ際はツールに振り回されないようにしないといけないというのを心がけています。これはプログラミング言語に限った話ではなく、特定のツールだけを使っているといざ他のツールを使わなければならなくなった時に代用が利かなくなります。こういった自体は避けないといけません。
便利なモノは時にして視野を狭めてしまう時もある、という事があるのを知っておくと対処しやすくて色々と楽になること間違いなしです。急がば回れという言葉もありますし、便利なモノと覚えないといけないモノを上手く使い分けておきたいですね。
しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会
:まぁほとんどの人は理解できない話かもしれないけど、Unityの話題がわたくしには酷く面白かったわけでして……。ゴールデンウィークだし余りネタもないからたまにはこういうのもいいかなって思った次第です。
:ネタがないならしょうがない……のか? ツールの代用云々って言うのはわかるが、Unityについてはさっぱりわからん。
:んー。まぁ、興味があるならダウンロードして使ってみればいいじゃないってことで。インディーズの人達もこういったツールを使って色々と苦労の末に作っているってな話題なわけですよ。……もっと若い頃にUnityがあったらなぁ……。
:歳の事はもう諦めて現実を見ろよ……。
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