連載:気まぐれゲーム雑記 第194回:シナリオやエンディングの重要度は? と言う話題

気まぐれゲーム雑記
第194回:シナリオやエンディングの重要度は? と言う話題

マスエフェクトのライターが語るとなると、中々に皮肉が効いておるのです。

シナリオなどの重要さはどこに位置するか

かなり前の話ですが、海外ではマスエフェクト3のエンディングで問題が勃発しました。
当ブログでも以前こちらで紹介した内容の通りですが、1年以上前の記事なので今読むと色々小っ恥ずかしいですね。こう、なんというか……若いな、と思ってしまいました。今と昔とは文章の書き方が随分変わったなぁ、などと痛感してしまいます。これを成長と呼ぶかどうかは何ともなところですが、少なくとも出来事の解釈と理解の速度は上がりました。クオリティは落としていない……と思いたいです。

話が逸れましたので元に戻すとして、そんなエンディングがどうあるべきなのか、という話題をマスエフェクト1、2のライターが語るという記事が掲載されました。詳しくはこちら
まとめると、次の様な感じです。

  • 「Mass Effect 1」と「2」でリード・ライターを務めたDrew Karpyshyn氏曰く、一般論として「ゲームのエンディングはファンの期待に応えるものでなければならない」
  • ゲームをクリアした時には「何十時間も費やした甲斐があった」という気分を味わいたい
  • ゲーム内容をけなしているわけではないが、マリオがお姫様を救い出す時代は、ある意味終わりを迎えたと思う
  • ファンが求める基本的なニーズは満たさなければならない
  • 壮大なヒーローになる事が求められているなら、ゲームの最後は主人公が壮大なヒーローになっているように全力を尽くさないと駄目

だいたいこんなところでしょうか。
というわけで、エンディングやシナリオはゲーム内の重要度で色々変わるんじゃなかろうか? という話題をしてみようと思う次第です。

何をメインに据えるのか

一般論として「ゲームのエンディングはファンの期待に応えるものでなければならない」としていますが、昔のファミコン時代ならいざ知らず最近のゲームでは余りそういったタイトルはないように思います。しかし、それはあくまでも「エンディングを見る楽しみがあるタイトル」に言える事であって、エンディングではなく「プレイそのもの」に主軸が置かれるアクションや他のジャンルでは、シナリオがおざなりになるケースも少なくはないでしょう。

Drew Karpyshyn氏も挙げていますが、マリオがお姫様を助けにいく時代は終わりを迎えたというのはかなりズバッと来ました。確かに、他のアクションで似たような展開になれば、少々微妙な感覚にもなってしまいます。ですが、正直なところマリオはピーチ姫がさらわれるなり何なりしないと物語が始まった気になりにくいという、もはや伝統的なものがあるとも言えます。マリオに限っては、それはそれで良いのかもしれません。……まぁ、路線を変えればマンネリも変化する可能性はあると言えますが。

マリオもそうですが、エンディングやシナリオを含めたゲーム全体のどこに楽しみを求めているのか、というのが重要になります。基本的にアクションゲームならアクションに楽しみを見出したいでしょうし、シミュレーションならシミュレートする事に楽しみを見出したいのです。そういった意味では、アクションする事が楽しいマリオもそうですし、海外のシミュレーションに代表されるRTSのAoEシリーズはキャンペーンモードがオマケ程度にあるだけです。他にも、ターン制ストラテジーのシヴィライゼーションシリーズなどはストーリーやキャンペーンそのものがありません。日本のシミュレーション信長シリーズもないに等しいでしょう。イベントはありますけど。

シナリオが求められるのはアドベンチャーやRPG、アクションRPGのジャンルでしょうか。そして、そのシナリオがエンディングで見事なまでの達成感を描く事が出来れば最高傑作となるわけです。個人的にではありますが、「俺の屍を越えてゆけ」や「大神」「MGS」シリーズはその類のモノに思っています。あれらのゲームは、シナリオがあってこそ楽しいゲームなのです。そういった意味では、ストーリーを求められるのかどうかで、それを許容するのかしないのかが明確に分かれてきます。どのジャンルも一緒くたに考えてはいけない話題には思えました。……まぁ、それでもシューティングのR-Typeシリーズのように設定やストーリーでワクワクしてしまうものもありますが。

ようは、この話は「ストーリーを重視した場合」という前置きが付くとわかりやすい話になります。どのジャンルも、すべてが等しくストーリーやエンディングが求められるわけではありません。最低でもある程度の設定などは必要になるでしょうが、ジャンルによってはそれ以上が求められない場合もあるわけです。ですが、Drew Karpyshyn氏が言うとおり「ファンが求める基本的なニーズは満たさなければならない」というのはどのジャンルも共通して同じように思えます。ですので、開発者の方々にはそういったニーズをきちんと見出して作品を作ってくれるよう、期待したいですね!

しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会

しょぼーんさん:何やら、エンディングはこうあるべきじゃね? みたいな話題があったので、それってジャンルによってかわるんじゃね? という論調で話題に乗ってみました。

しゃきーんさん:魅了するほど素晴らしいシナリオやエンディングっていう作品をより多くみたいっていうのも確かだろうから、たぶんどちらも正解じゃね? 別に間違った事を言っているわけでもねーし。

しょぼーんさん:人の見方次第で変わるって事っすな。わたくしは、どれが突き抜けた面白さがあればOKなんだけどね。もちろん、シナリオが不必要でも素晴らしいシナリオだった! ってゲームがあれば、それはそれで嬉しい要素に変わりはないけど。

しゃきーんさん:ま、今後そういうゲームがもっと出てくれる事を願うほかないな。……なにせ、結局自分らじゃ作れないからねぇ……。

連載:気まぐれゲーム雑記 第194回:シナリオやエンディングの重要度は? と言う話題に関するしょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会

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