さきほど業績の大幅な下方修正を発表した「スクウェア・エニックス」さんですが、代表取締役社長である和田洋一氏の異動を発表、松田洋祐氏が代表取締役社長に就任する事が明かされました。詳しくはこちら（PDFです）。
役職変更は以下の通り。

和田洋一：代表取締役社長→なし
松田洋祐：代表取締役→代表取締役社長

この異動は、6月下旬の株主総会で正式決定する予定となっています。

CESAの会長を2012年で辞めたあたりからもその動向が注目されていた和田氏ですが、会長職などには就かず企業を抜ける事を選択したようです。ということで、3月18日の松田洋祐氏の異動は、完全にフラグだったと言う事になります。
（追記：まだスクエニ社に残るかどうかははっきりしていないようです）

となると、先ほど発表された特別損失100億円を計上というのは、すでに松田氏を中心とした経営方針に変えている最中である事がうかがえます。ともなると、和田氏の鶴の一声で開発が続いているFF14や、ゲームエンジン「Luminous Studio」の行方がどうなるかも非常に心配されるところです。また、会社全体としてコアゲーム事業を中心にするのか、ソーシャルへと傾くのかを選択していくのかと言う岐路に立っている可能性は十分に考えられます。少なくとも、現状のままで良いと思っている人はいないでしょう。

ともあれ、何かと賛否両論を巻き起こしていたスクエニさんの経営体制に一石を投じることができる機会かもしれません。コアゲーム事業になるのか、ソーシャル系にいくのか、それとも上手く使い分けるのか……。今後のスクエニさんの経営体制に注目ですね。

［情報元：スクウェア・エニックスさん］