「パズドラ」や「グラスホッパー･マニファクチュア」がグループ加入したことで賑わせている「ガンホー」ですが、ソフトバンクの連結子会社であるソフトバンクモバイルが株の公開買い付け、所謂TOBを発表しました。詳しくは、こちら（PDFです）。

さて、何やら大事になった感がなきにしもあらずですが、PDFを読んで見たところそこまで大事でもなさそうです。というのも、昔のガンホーを知っている方ならわかるとは思いますが、元よりガンホーはソフトバンクの孫正義氏の実弟孫泰蔵氏が立ち上げたオンセールが起源になっています。そして、その流れでソフトバンクBBが3割程度の株を持っているので、連結子会社化するために必要な株数である5割を超えるために、ハーティス社から約18％を公開買い付けするといったところでしょうか。

ハーティス社というのは、ソフトバンクの社長孫正義氏の実弟である孫泰蔵氏がラグナロクオンラインを開発したGravityを買収するために設立した投資会社で、その資金はソフトバンクの社長である孫正義氏の関連企業から出ています。そこらへんを見れば、ここ最近やたらと業績が良いガンホーを連結決算に組み込みたいというソフトバンク側のお金周りの都合かなぁ？　と判断しています。
まぁ、「パズドラ」あたりは何かに関連付けてイベントが行われるかもしれませんが、本質的には変化はなさそうです。

ともあれ、ガンホーはもとよりソフトバンクの関連企業の流れを組んでいますので、今後に影響するかどうかは、余り変化はないといったオチがつくように思います。……まぁ、経済は生き物と言いますから、どうなるかハッキリとした事はいえませんけどね。