気まぐれゲーム雑記
第159回：「ドラクエ10」「とびだせ どうぶつの森」「パズドラ」の3つが“デジタル・コンテンツ・オブ・ジ・イヤー'12／第18回AMDアワード”に選ばれた、と言う話題

人数って色々と気になりません？

デジタル・コンテンツ・オブ・ジ・イヤー/AMDアワードとは？

デジタル・コンテンツ・オブ・ジ・イヤー'12／第18回AMDアワードが発表されました。
そもそもにこの賞は、毎年一年間で発売されたデジタルコンテンツの中から、一般社団法人デジタルメディア協会（略してAMD）が優秀なものを決めるという代物です。その中から「大賞／総務大臣賞」や「AMD理事長賞」が決まります。ちなみに去年の「大賞／総務大臣賞」は「MIKUNOPOLIS in LOS ANGELES　-はじめまして、初音ミクです-」が受賞していて、中々に興味をそそってくれる賞でもあります。

で、今年はというと、全てで10個ある中のうち「ドラクエ10」「とびだせ どうぶつの森」「パズドラ」の3つがゲーム業界から選ばれました。詳しくはこちら。
選出された理由をそれぞれ抜粋しておきます。

とびだせ どうぶつの森

大人気シリーズの最新作が、発売わずか 2 ヵ月で販売本数 250 万本＋α（ネットストア販売分）を突破。世代、性別を問わずに広く愛される、根本のゲーム性を維持しながらもネットワークを利用した遊びとサービスを充実させるなど新規のチャレンジも行い、ユーザーから高評価を得ている。

ドラゴンクエストＸ 目覚めし五つの種族 オンライン

伝統ある国民的ＲＰＧ、大人気シリーズのナンバリングタイトルでありながら、初のオンラインＲＰＧ化。従来の成功法則、形式等に縛られずに時代に則したチャレンジを試み、発売3ヵ月で有料プレイヤー40万人突破など、数字的な実績も築いている。伝統と革新、その困難な両立を称える。

パズル＆ドラゴンズ

2 月にリリースされて以降、口コミでアプリ市場トップセールスまで駆け上がり、年明け 1 月現在も、ほぼ１年間に渡ってトップに君臨し続けるスマホ業界の超ビッグタイトル。iPhone、Android 版累計で 600 万 DL 以上を記録している。

といった具合にゲーム業界から選出されるというのは非常にめでたい話でもあります。
というわけで今日は、そんな各タイトルにスポットを当ててアレコレ書いてみようかと思う次第です。

各タイトルに思う事

どうぶつの森については選ばれた理由が結構ごもっともな意見で、売れたのも事実ですし高い評価を付ける人が多いのも事実でしょう。やはり、ユーザーからの評価が高い事は選考理由として重要なようです。それに、まだまだ配信アイテムもあることですし、ノンビリライフは長い事続いていきそうです。

パズドラもガンホーの業績に大きく貢献するだけの事はありますし、スマホ関係のタイトルの中ではかなり評価もたかいです。はっきりと数字で見える結果が出ているというのは、重要なポイントなのかもしれません。また、パズドラはコンシューマー機に移植されるという話題も出ているだけに、今後もまだまだ話題を呼びそうです。

ですが、ドラクエ10の「発売3ヵ月で有料プレイヤー40万人突破など、数字的な実績」という文言がちょっと引っかかる部分でして。表彰される以上はこの数字は大きいモノだと言えますが、果たしてそれが「どれくらい維持されているのか」がもっとも重要なのではなかろうかと思うわけです。
もちろん、他の部分にはさほど違和感を感じなかった訳ですが。

オンラインゲームは、人数が増え続けるわけではありません。アクティブなユーザーがどれほどいるのか、どれくらい続けてくれるのかが最重要視されます。そういうユーザーを大切にするからこそ、アップデート内容が廃人仕様的なモノになっていきやすい傾向がでてくるのです。まぁ、そこらへんはオンラインゲームの定めでもあるのでしょうがないことかもしれません。

いずれにせよ、オンラインゲームは長期に渡ってプレイされてこそ価値があるモノだと言えます。スクエニの決算では「堅調に進捗」といった控えめな評価がされていたドラクエ10ですが、今実際の人数というのはどれくらいになるのでしょうね？　非常に気になるので、次の決算でどう評されるのかを楽しみにしたいと思います。……あ、何はともあれ、受賞おめでとうございました。