雑記:UBIのCEOが次世代機での独占タイトルについて言及した件
アサシンクリードの新作やレイマンのマルチ化などで話題沸騰中の「UBI Soft」ですが、最高経営責任者であるYves Guillemot氏が次世代機について言及をしました。記事はChoke Pointさんで翻訳されています。詳しくはこちら。
ざっとまとめると以下の様な感じです。
- 旧世代ハードでも開発は継続していくが、大半の時間と人材を次世代機がもたらす新たな可能性に費やすことになる
- 次世代機市場が成熟すれば、開発費は上昇を続ける
- 次世代機の持つパワーのお陰で開発が楽になり、より多くの事が可能になる
- 大作ゲームは、今後プラットフォーム独占タイトルは減少するだろう
- だが、それは大作に限った話で、ダウンロード専用タイトルのような小さなゲームなら独占タイトルを目にすることができる
これは概ね誰しもが思っていた事を、大手メーカーの最高責任者が明言してくれた事になります。開発費の上昇が続けば、企業体力がないメーカーはリスクを背負うことになるので、そこをどのように回避していくのかも注目されるところです。
また、任天堂さんのWii Uが如く独自性を強く打ち出したハードは、その分頭をひねったアイディアを盛り込んだゲームが必要とされます。ちょっと話が逸れますが、先日公開された「Wii ストリート U」は明らかに「触らなければわからない楽しさ」みたいなモノがあります。とはいえ、あれは「ゲームとは違ったモノ」なので、いわばガジェット的なモノとしてお年寄りやゲーム機を触らないお父さんお母さんといったファミリー層にアピールできるモノとも言えますが……。
話を戻しまして、Wii Uの市場はどういったタイトルが売れるのかをメーカーが模索しなければならないので、次世代機とWii Uどちらがやりやすいのか、という話にもなってきかねません。しかしながら、次世代機の仕様次第(タッチパネルの有無など)では、次世代機でもそれ相応に何かしらのアプローチは必要に思います。
結局はビジネス面から見れば、どのメーカーさんもほとんどはマルチプラットフォームの道を歩むのでしょうが、各社は独占タイトルを作るためにどういったアプローチをしていかなければならないのか、頭を最大限悩ませる事でしょう。
今後の独占タイトルは、ある意味でそのハードを象徴していくようなモノが色濃くなっていきそうですね。
[情報元:Choke Pointさん]
しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会
:UBIさんのCEOが次世代だとマルチが大半で独占タイトル減るんじゃね? ってな事をおっしゃったよーと言うお話です。
:まぁ、そうなんじゃねーの?
:その通りだけど、ハードメーカーとしてはそれでもなお独占って言える何かが欲しいのは確かだからね。例えば、Wii Uで発表された女神転生とファイアーエムブレムのコラボは、Wii U独占であるのに間違いはないし。そういった、独占するためのアプローチっていうのは今後増えていくかもねぇ。
:なるほど……。まぁ、基本的にはどんなハードから出ようとソフトが面白いか否かで判断すべきものだろうよ。プレイステーション系みたいに、ゲーム以外の付加価値を求めるとなると、話は変わってくるだろうし……。
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私もその記事を読みました。
これから市場の形態もどんどん変わっていくのでしょうが、私はやはりパッケージゲームが好きですし、任天堂系、PS系、MS系のどれが撤退してもイヤです。
いい方向に進むといいですよね。