先日角川ゲームスから「キラーイズデッド」を発表したばかりの個性的クリエイター須田氏が率いる独立系開発企業「グラスホッパー･マニファクチュア」ですが、ラグナロクシリーズやパズドラで知れている「ガンホー」グループへ加わる事が発表されました。ガンホーの森下氏とグラスホッパー･マニファクチュアの須田氏の対談が4Gamerさんに掲載されていますので、詳しくはこちら。

言葉だけだと吸収合併的なものを感じてしまいますが、決してそういう事ではないようです。簡単にまとめてしまうと、須田氏がオンラインゲームを作りたくても企業として作りづらかった事で悩んでいたり、クリエイティブな仕事が出来ない現状を抱えていたり、ガンホーの森下氏がUnreal engineの開発者を多く望んでいたりと、お互いがお互いに利点を見出した形ということでした。
今後もグラスホッパー･マニファクチュアは、外部スタジオとしてガンホーグループ以外の仕事をする事もあると言うことですし、ガンホーでの企画としては「須田テイストの乗ったUnreal Engineのオンラインゲームで、ガンホーではやったことないタイプ」というのが出ているそうです。

ガンホーと言えば、一昔前で言えばラグナロクのガンホーであって、それ以上もそれ以下でもありませんでした。しかし、アクワイアを子会社化した事をきっかけにPSPやVitaにラグナロクシリーズやピコットナイトなどのタイトルを出していて、今では開発をしっかりとやるメーカーへと変貌を遂げています。さらに、パズドラで随分と資金も潤っているのは窺えますので、グラスホッパー･マニファクチュアもかなり自由な開発ができるのではないでしょうか。

元より、ガンホーの森下氏とグラスホッパー･マニファクチュアの須田氏はかなりクリエイティブな人達なので、採算度外視とまではいきませんが普通の企業よりも純粋な面白さを提供するがためのアプローチをしてくるでしょう。今後、どういった活躍が見られるのか、楽しみですね！

［情報元：4Gamer.netさん］