一週間を振り返るコラム的な何か
第14回「ブレイブリーデフォルトが14万売れたと言う話題」

何はともあれ、14万おめでとうございます。

口の中の糸は抜いたけど、来週また親知らずを抜きます

暑いような寒いような感じのする一週間でした。秋は急激に通り過ぎて、あっという間に冬になりそうです。
ともあれ、わたくし管理人と言えばめでたく親知らずを抜いた後に縫った糸をとってもらいました。こうなると、今まで親知らずがあった部分に「ボコッ！」って感じに穴が開きまして、お米を食べたりすると米粒が見事穴に入ってしまい、非常に億劫な気分になります。とはいえ、何はともあれご飯がマトモに食えるようになったのは喜ばしい……と思っていたら、来週は残る親知らずをまた抜く事になって、最後の親知らずとはいえど抜いたら抜いたでまたしばらくマトモにご飯が食べられないのだろうなぁと。……ほんと、早く終わってもらいたいです。

さて、そんな管理人の歯事情はどうでもいいとしまして、今週はブレイブリーデフォルトが14万売れたり、QTEの話題があったり、Wii Uゲームパッドのマニアックな解説があったり、目立つほどではないけど確かな話題がありました。
というわけで、今日はブレイブリーデフォルトが14万売れたよーっていう話題を振り返ろうと思います。

ブレイブリーデフォルトの14万はどうみるのか

ブレイブリーデフォルトの売上数がファミ通さんとメディアクリエイトさんより発表され、両社共に14万以上という数字を出しました。
新規タイトルが売れにくいと叫ばれている中、14万は良いのか悪いのか……正直、判断は難しいです。人によっては良い売れ行きと判断するでしょうし、人によっては少ないとみる人もいるでしょう。新規タイトルなら売れ行きとして素晴らしいと思えますし、アレだけプロモーションしても14万かぁ……と思う部分があるのも確かです。

ですが、ペルソナ4ゴールデン（以下、P4G）が初週で13万だったように記憶していて、最終的には26万まで押し上げたので、ブレイブリーデフォルトの最終地点として30万いくかどうかというところに思えます。となると、先ほども書いた通り新規タイトルが売れにくいという現状でこの売れ行きは、やはり良い売れ行きなのかなぁという気持ちの方が強いです。もちろん、開発費やプロモーションで発生するペイラインは、P4Gとはまったく別物だとは思いますが……。

最近あまり良い話を聞かなかったスクエニさんタイトルとしては、実に良心的なタイトルであるとも言えます。今後、このタイトルをスクエニさんがどう推し進めるのかも注視しておいて損はなさそうです。……もし続編が出なかったら、「この程度では続編は出せないという判断をする」という一つの指針にもなりそうですし。注意点としては、売上数と開発費を考慮しないといけないというところですが、まぁ結局はメーカー元じゃない限り開発費や正確な売上数がわからないので机上の空論にしか過ぎませんね……。

誰が、どういう作り方で、何を作ったか

最近のスクエニさんといえば、オンラインゲームにしたドラクエ10は概ね成功したと見る事ができます。ですが、その前のFF14はスタート時に散々な出来映えであった事が露呈し、社長の和田氏が公式に謝罪文を掲載するに至るなど、ユーザーが厳しい目を注いでいるメーカーの一つだと思います。

ですが、メーカーとして資金力を持っているのも確かです。今回ブレイブリーデフォルトが何度も体験版をだし、ユーザーの意見を反映させながらクオリティを挙げられたのは、そういったバックボーンがあるからでしょう。とはいえ、一度上手くいったからといってその方法が通じるかと言うのは別問題で、その時の資金力や開発は誰が何を担当するのか、またその作り方などで話は変わってきます。メジャータイトル入りをすれば、開発は同じ人が次の続編を担当する、という事はあり得なくなるケースが多々あります。FFが良い例でしょう。

ブレイブリーデフォルトは、この作品が優秀なスタッフの元に作られたゲームだから期待出来そう、という理由で買った人の方が大半でしょう。まぁ、管理人もその一人ですし。
そう考えると、メーカーよりも開発者やそのスタッフが重視されるような作品だったように思います。当然、シナリオ重視のアドベンチャーゲームはライターが誰かを重視する人も多いですしね。
どのゲームも、クリエイターの方はもっと前に出て、自分のゲームはこういうモノである、というアピールをしていった方が「ユーザーにとっても得である」というのを改めて思った作品に思いました。スクエニさん、というよりも、ブレイブリーデフォルトという作品が今後どうなるのかに期待したいですね！