PS Vita:角川ゲームス×SCEの人材発掘プロジェクト「Project Discovery」の応募詳細が公開されました
角川ゲームス×SCEの人材発掘プロジェクト「Project Discovery」ですが、応募が開始されその詳細情報も公開されました。まずは、応募開始動画が公開されたので、そちらからご紹介。
何となく大ざっぱな何かがわかりそうな気はしますね。……何なのかよくわかりませんけど。
さて、動画のことはさておいて、このプロジェクトは人材発掘プロジェクトと称してプロアマ問わず、シナリオ、キャラクターデザイン、キャラクターボイス、楽曲、パッケージデザインを集めてゲーム作っちゃおう、というプロジェクトです。プロジェクト、というよりも「コンペ」に近いです。
ちなみに、コンペとはコンペティションの略で、競争を意味します。わかりやすい例で言えば、各出版社の小説大賞に該当します。
話を戻して、それぞれの応募部門5つとその詳細を簡単にまとめておきました。
- シナリオライター部門
ジャンル、テーマはなし。ただし、未商用で日本語のモノに限る
自主制作イベントで発表したものは可能だが、著作権を自分で保持しているモノに限る
原稿は15ページ(1ページ42文字34行)以上のモノ
概要は800~1200文字 - グラフィックデザイナー部門
ジャンル、テーマはなし
自主制作イベントで発表したものは可能だが、著作権を自分で保持しているモノに限る
カラー作品1枚、モノクロ作品1枚の計2枚を作成 - サウンドデザイナー部門
ジャンル、テーマはなし
自主制作イベントで発表したものは可能だが、著作権を自分で保持しているモノに限る
オリジナルのBGM2曲を作成 - ボイスアクター部門
現在、特定の事務所等との間で契約をしていない人限定 - パッケージ部門(特別賞)
商業ではないイベント等で頒布した自主制作の作品でも応募可能
他薦も有り
何やら分かりづらい言い回しになっていますね。特に、「自主制作イベントで発表したものは可能だが、著作権を自分で保持しているモノに限る」は何とも言えない絶妙な濁し方ですが、ようはこれ、「オリジナルストーリーやオリジナルキャラで著作権を自分で保持している同人作品ならOK」と言ってるようなモノです。
こういう方面に足を伸ばすとなると、結構ワナビ(作家志望の意)な方々が多く出そうな気がします。
あと気になるのは、ボイスアクター部門でしょうか。プロアマ問わず、という趣旨だったにも関わらず、特定の事務所と契約していない声優さんっているんですかね……? 声優業界に詳しくないのでよくわかりません……。
角川さんは小説大賞を主催したりしていますが、個人的意見ですと、小説だと制作の時間がかかりすぎるというところでしょうか。Vitaとしてはコンテンツが欲しいところですし、ゲームエンジンさえ作ってしまえばサウンドノベルというのは開発のコストパフォーマンス的にいいのかもしれません。ようは、サウンドノベル用のゲームエンジンを使い回す事で制作効率を高めつつ、ワナビからもプロに書かせるよりは安上がりに作品を集めてコンテンツ産業を作ろう、という趣旨に思います。
応募された作品をベースにノベルゲームを作るとあるので、金銭的な流れは気になるところですね。
恐らくは、こういうモノだと普通の小説よりも「ゲームにした際、面白いかどうか」がポイントになりそうです。
はてさて、このVitaのコンテンツを増やす方向性として有りなモノとなるでしょうか? その動向に注目が集まっている……かどうかはわかりませんが、腕に自信がある人は挑んでみるのもいいかもしれませんね! なお、締め切りは12月7日を予定しているそうですので、挑む人はスケジュール管理を頑張りましょう。
[情報元:Project Discovery公式サイトさん]
しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会
:Project Discoveryの詳細が出たよーってお話です。
:ようはこれ、小説?
:んー。各部門から、アイディアやベースをもらってサウンドノベル作るよ、って流れじゃない? 小説に限りなく似ているかな。でも、権利やら何やら色々あるから、応募する際はちゃんと確認しておきましょう。
:ノベルゲームを作るコンペだが、素人さんも多そうだしな。はてさて、どんな作品がでてくるのやら……。
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