連載:「WEB関連な四方山話」連載開始です 第1回:パンダアップデートな話
WEB関連な四方山話 第1回「パンダアップデートな話」
この連載では、ゲームと関係するのか? と問われると、絶妙に微妙すぎてたぶん掠る(かする)程度のWEB関連な話を書きたいと思います。
もうちょっと突き詰めて言えば、生活の割合にインターネットが多めであろう皆様にとって、ちょっとした雑学程度の話題を振りまこうという趣旨なのです。……ゲームと関連は「ほぼ」ありませんが、雑談程度に見て下されば幸いです。もしかしたら、サイト管理人様にも有益な話をする、時もありますよ? ……たぶん。
さて、記念すべき第1回は日本でも話題を振りまいた「Panda」の話です。上野動物園のパンダさんは本当に残念な限りでしたが、今回の話題はそちらではなく、「グーグルのPanda」な話なのです。
ここからが本題です。グーグルには通称パンダアップデートと呼ばれるモノがあります。これは正式名称ではなく、コードネームです。
パンダアップデートは、グーグルの検索アルゴリズム、つまりわかりやすく言うと、検索結果を導き出すプログラムを改変するアップデート、の事を言います。
ちなみに、なぜパンダか、という質問にグーグル側は、プロジェクトのキーマンエンジニアの名前がそうだったから、と答えたそうです。……あだ名でしょうかね?
先日、7月18日に日本においてパンダアップデートが行われました。
それの何が重要か? と言いますと、それはグーグル先生が公式に見解を出してくれました。
その見解によると、良いサイトは検索結果上位に来るようにし、悪いサイトは検索結果を下げるようにする、というものです。
では、何が良くて何が悪いか、という話をしましょう。
品質が低いサイトというのは、一例として以下のようなモノをあげています。
- ユーザーにとってあまり価値のないサイト
- 利便性の低いサイト
- 他のサイトからのコピーで構成されているようなサイト
これはあくまでも一例ですが、これを元に逆を考えれば答えが見えてくるでしょう。
しかしながら、グーグルさんのアルゴリズムはグーグルさんにしかわからないので、一応こうじゃないか? という自分なりの解釈で書いてみます。
あまり価値のないサイト、という事の逆は、ユーザーが見に来るくらい価値のあるサイトかどうか、ということになります。
利便性の低いサイト、という事の逆は、広告が邪魔をしていないか。ちゃんと現在見ているページが何なのか分かるようにするようなもの(パンくずリストなど)があるかどうか、と置き換えられます。
最後のコピーで構成されているようなサイト、というのは2chのログまとめ的なサイトになるでしょう。
こうしたモノの順位が下がり、質の高いであろうサイトが検索結果にあがってくるようにする、といったモノです。
グーグルさんはこの結果で出る影響を、日本語では約4%程度と公表しました。
では、一般の人にどういった影響があるのか、と言う話になります。
まず、グーグルさんの言う事に間違いがなければ、検索結果が最適なモノになります。
また、コピペだけしているようなサイトが減るでしょう。
つまり、ゲーム情報を集めるにも最適化される、という事になります。
じゃあ、運営者側としては?
それはもうジャンルにおいて対応が異なりますが、内容が短いモノ、薄いモノに対して、広告などが大きかったりすると、注意が必要に思います。
また、ムダにリンクが多いのも問題でしょう。
大ざっぱに書きましたが、だいたいどういったモノか伝わったでしょうか? ゲームに絡めて言うならば、ゲーム情報を探しやすくなるし、情報を提供する側はきちんと考えて情報を提供しなければならない、ということです。
これから、グーグルの変化というものにWEBを活用している人達の大半が影響されていくことになるでしょう。そういったことを考えながら、こちらも上手く利用してやる! くらいの気持ちでいるのがいいのかもしれませんね!
[情報元:Google ウェブマスター向け公式ブログより]