連載：気まぐれゲーム雑記　第601回：比較的ゲームをしない人達へのアンケート結果が相変わらずで面白い

気まぐれゲーム雑記
第601回：比較的ゲームをしない人達へのアンケート結果が相変わらずで面白い

ゲームその物に興味を持つ人はどの程度なのでしょう？

何となくは知っておいた方が良いかも知れない認識

AZです。ツイッターで連載回数が600回を越えているとお祝いのお言葉をいただいたのですが、1000回まであと400回「しか」ないと思ってしまった自分に驚きを隠せません。お祝いのお言葉はありがたく頂戴し、今後とも読んで下さる人がいる限りこの奇妙な連載を続けていこうと思う所存です。

それはさておき、ゲームを余りやらない人達にアンケートを取っている“インターネットコム”が、その最新データを公開しました。当ブログでも度々取り上げておりますが、気になるポイントをささっと取り上げます。

PS4 を持っていない1,049人（全体の95.5％）に購入したいかなどを尋ねた。結果は以下の通りで、変化は誤差の範囲に入っている。
【PlayStation4（PS4）の購入意向】
購入したい：7.9％（前回6.6％）
購入する気はないが、興味はある：21.0％（同23.9％）
購入する気はない：71.1％（同69.5％）
9月4日国内発売予定のマイクロソフト「Xbox One」に対する購入意向は以下の通り。こちらも、関心の高まりは見られない。
【Xbox One の購入意向】
購入したい：3.5％（前回2.5％）
購入する気はないが、興味はある：11.5％（同12.1％）
購入する気はない：85.1％（同85.5％）
［引用元：インターネットコム］

まぁ、想定の範囲内ですね。

PS4が世界市場で盛りあがっている中、日本市場においては閑古鳥が鳴くような状況になっています。どうしてそんな状況なのかと言えば、日本の大手メーカーの動きが鈍いとか、元より海外ゲームはごく一部を除いて盛りあがらない市場等々挙げればきりがない事も容易に予想はできますが、何はともあれコンテンツが求められているのは間違いないでしょう。

Xbox Oneも同様です。びっくりすることに、Xbox Oneは発売まであと2週間です。それなのに、アンケート結果では関心を集めていません。いやまぁ、元よりゲームを比較的しない人達を対象に集めたデータなのですから、そりゃそうでしょうとしか言い様はないのですけど。それでも、TVとの融合で比較的一般の人向けに作られたであろうハードとしては何とも嘆かわしい。

Xbox部門のトップであるフィルスペンサー氏はかつて「日本市場は難しい」と答えたくらいですが、それはその通りなのでしょう。何せ、言語や文化、感性が他の諸外国と大きく異なります。英語圏なら何となくの共通意識で押し通せるところが、まるで押し通せません。今、PS4の動きが鈍いのもメインとなっているのが海外市場だからに他ならないわけで、日本においては日本メーカーが牽引しないと始まらないわけです。

あまりゲームをやらない人達がPS4やXbox Oneに興味を示していないというアンケート結果は、そもそもコアな人達の動きそのものも鈍いという現状があるので当然と言えば当然の結果です。今後は、コアな人達に浸透させつつ、しっかりと普及させていく必要があります。日本でもやっと発売された最新ハードなわけですし、かつてはゲーム大国と呼ばれた国なのですから、大手メーカー様におかれましては、率先して盛り上げていく事を期待したいものですね。

……ついでにですけど。

この調査はスマートフォン用ゲームも対象に含める形で2012年10月から継続してきたが、状況に変動がない。また、ゲームを楽しんでいる人の多いであろう10代が調査対象者に少なく、調査結果に実情が反映されていない恐れもある。調査内容や調査対象を見直す必要があるので、次回以降は大幅にリニューアルした別の調査として調べていきたい。
［引用元：インターネットコム］

お、おう。いやまぁ、少しでもゲーム好きで多少業界の動向などを気にする人達なら、このアンケートデータが欲しいとは思わないので、リニューアル後にささやかながら期待をしておきたく思います。