連載:気まぐれゲーム雑記 第1089回:ヨコオタロウ氏が日本のプレイヤー達によるゲーム評価に触れた件

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“信用”されるメーカーやメディア、レビュアーが増えて欲しい

結局は、“信用”できるか否か

AZです。「面白い」や「つまらない」は、いつの時代も「自分」と「対象」のみの関係であって、その関係を超えてしまうと「つまらない御輿を担ぐ」ハメになりますし、くだらない提灯記事が増えるだけなので、「面白い」モノは面白い、「つまらない」モノはつまらないと評価する事をオススメしますし、誰の評価も「その人と対象だけの関係」である事を知っておくと少しは争いが減るかもしれません。

それはさておき、ニーアシリーズやドラッグオンドラグーンシリーズのディレクターで知られているヨコオタロウ氏が日本のプレイヤー達によるゲーム評価に触れております。

ちょっと主語が大きそうな話題ですね。

氏の言わんとしたいことは理解できるところでもありますが、これ関連の話題は「どうしてそのゲームが極端に評価が低くなるような事になってしまったのか?」というのは外せないところでしょう。そこに触れずして現状だけを見てしまうと、「もう日本市場は救いがたい状況である」という印象にしかならないのは言うまでもありません。いやまぁ、作っている側な人がそういった現状があるという事を理解している、という意味では大切な事でもありますが、そもそも論として海外でも荒れるタイトルは荒れるわけで、「わざわざ」海外で日本のゲームをして、その感想を述べるという行動をする人が品行方正であった、というだけの話でもあるわけであります。

それを踏まえまして、極端に評価が低くなるようなベースというのは色んな要因があるでしょうが、一つには発売前の宣伝要素がどのように受け取られていたのかは考慮すべき内容です。つまり、実際のゲームとプレイヤーが事前に得た情報とはゲーム内容が違っていたというケースで、宣伝手法が不味かったと言えるタイプですね。最近だと、No Man's Skyがそういった話題で評価が荒れているような雰囲気が見受けられましたが、今はインターネットで情報がマッハに流れ出る時代ですので、正確な情報が求められているのは間違いないでしょう。どのゲームにも言える事ですが、「何を楽しむべきゲームなのか」は明確にした方が良いと常々思ったりはします。

他にも、商業メディアなどの評価とプレイヤー評価に差がある場合のタイトルは「なぜそうなったのか」を見ておいて損はありません。これについては、別に国内だけの問題ではなく海外メディアも似た様なところがあり、例えば先日日本語版の発売が決定した「Deus Ex: Mankind Divided」は、わかりやすいところでIGNが9.2/10、Edge Magazineが9/10とハイスコアを出しており、スクエニもそこを強調しています。ですが、Steamだと7,164 件のレビューに対し65%が好評と判断するという、絶妙に微妙な総合的評価になってしまいました。この違いは何故発生したのかと言えば、DLCやゲームが重たい事などが伝えられており、そういったメディアとプレイヤー評価の差は「メーカーや商業メディアは信用に足る存在か?」という議論を産み出す一因にもなるわけです。ここらへんの話題は、日本だと数年前に「ジョジョASB」あたりで出てきた話題でもあり、何とも懐かしい気にさせてくれます。

一方で、ゲームの評価基準というのは個人によってかなり違いがありますが、個人の意見をいくつも集めて形成された総合的評価が、どこに、どうやって集まっているのか、という問題もあります。特にアマゾンなんかはネタの宝庫ですし、大作になればなるほどその傾向も強くなります。販売するサイトの評価が、「ネタなのか本当なのかわからない情報の集合体」になっているというのは、何とも世知辛い話であるのは間違いありません。他にも、ゲームをしていないのにレビューを書いたり、動画を見ただけでレビューするなど常軌を逸したモノがあるというのも問題でしょう。何を信用して何を信用しないのかという情報の取捨は、個人の采配に任されているのが今のインターネットな時代とも言えます。

ゲームの評価に「ちょっと気に入らない点があると極端に低い点数を付ける人が多い」というのは、それが「本当にちょっとなのか」「ちょっとと思う人はどれくらいいるのか」「海外でも荒れるモノは荒れる」などの議論があって然るべきところですが、評価自体の問題は信用できるレビュアーなりメディアなどに目を向けていく様にしていった方が堅実であるのは間違いありません。あらゆる面で考えもなしに盲信するのも良くはありませんが、信用できそうなレビュアーやメディアが増えていく事を期待したい限りですね。

連載:気まぐれゲーム雑記 第1089回:ヨコオタロウ氏が日本のプレイヤー達によるゲーム評価に触れた件に関するしょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会

しょぼーんさん:ニーアでお馴染みのヨコオ氏が、日本のゲーム評価は極端につける人が多いから海外リリースを優先にするという話を聞いたという話題を見ましてですね。そういう風潮になってしまったのはどこが原因なのかみんなで考えて、「面白いか」「つまらないか」だけでゲームを語ろうぜ! と思うわけであります。

しゃきーんさん:まぁ、原因は色々あるだろうし、それこそ人によって思うところは違うんじゃネーの? とはいえ、過剰反応が多くて意見が言いづらい世の中でもある、とは思うよな。

しょぼーんさん:確かに、言いづらい雰囲気ってあるよね。でも、他者を馬鹿にしない限り、「面白いモノは面白い、つまらないモノはつまらない」と評するべきだよ。それでいて、どちらの意見の人達もお互いを「許容する」くらいの度量は欲しい。的外れなら許容できないのもわかるけど、そうじゃなけりゃどちらの意見も成立しておかしくはないのだろうからね。……それを踏まえて言いますけど、「サガ スカーレット グレイス」は“私”にとってかなり面白いです。

しゃきーんさん:……年末進行なお仕事に加え、サガまでやってたんかい……。

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