連載:気まぐれゲーム雑記 第1096回:「Gears of War: Judgment」の開発費は6,000万ドルだったそうです

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Gears of War: Judgment

“企業”としてやっていくには稼がないといけない。

企業は敏感である

AZです。懸賞とかプレゼントとか、そういったモノはこの人生において一度も当たった事がありませんので、今世で一度くらいは当たって欲しいと願う今日この頃です。

それはさておき、EpicのトップであるTim Sweeney氏が、“Gears of War”シリーズを元に市場の移り変わりを語っています。

PCゲームからコンソールゲームへ、そして再びPCゲームにシフトしたEpicの変遷に触れたTim Sweeney氏は、Steamの台頭以前にBitTorrentやNapsterの登場に伴い、PCゲームの収益が急落しはじめたと説明。こういった背景から2006年から2012年にかけてXbox 360向けのビジネスにフォーカスし、“Gears of War”シリーズが大きな成功を収め、一部のタイトルが600万本を超える販売を達成したと振り返っています。

コンソール市場に“予算の急増”というさらなる変化が生じたと語ったTim Sweeney氏は、初代“Gears of War”を1,200万ドルで開発し1億ドルの利益をもたらした一方で、“Gears of War: Judgment”の開発費がおよそ6,000万ドルに達したものの、利益は同じ1億ドル程度だったと説明。新しいコンソール世代へと移行する場合、開発コストがさらに倍増するリスクを抱えながらも、ユーザーベースが2倍に膨れあがることはないと、コンソールビジネスから退いた背景を示唆しています。

[引用元:doope!

どの市場を狙うのかは難しい問題ですね。

企業である以上、利益を出さないといけないのは確定的に明らかなわけで、ともなると、どういった市場にスポットを当てて開発していくのか、というのは先の先まで読まないといけません。市場が安定していない時だと、開発開始から数年先の発売後に至るまでを予想しないといけないわけで、ある意味博打のようなところはあるでしょう。だからこそ、保険をかける意味でサードパーティはゲームをマルチで出そうとするし、そういう環境が整っているハードの方がやりやすいという事になります。

先日も、Xbox OneやWindows 10向けとして話題を集めた「Scalebound」の開発中止がアナウンスされたのですが、ゲームというのは発売されないと利益が出る事はありません。その間は、ひたすら開発費としてマイナスが出続ける事になります。さらに、利益を出すにはハードがどれほど普及しているのかがポイントになるのですが、そういったそろばんを弾く行為は、企業だからこそシビアにやっていかないといけない部分でしょう。

もちろん、これはあくまでも企業ベースの話であり、インディーな人やハードメーカーの場合は事情が異なるでしょう。特にハードメーカーは、そのハードじゃないと遊べない“何か”が提供できるのかどうか、が焦点です。ちょっと主題とはズレますが、ニンテンドースイッチにはそういったモノを期待したいとも思うわけであります。

ともあれ、時代の流れとともに家庭用機だけではなくPCやスマートデバイスといった“ゲーム市場”全体が大きくなっていきましたが、その中でF2Pや定額などの選択肢も増えていった経緯をみると、どういった形がその企業にとって理想なのかを正しくとらえておく必要があるでしょう。ビジネスに常勝はありませんし、その企業も上手く立ち回っていって欲しい限りですね。

連載:気まぐれゲーム雑記 第1096回:「Gears of War: Judgment」の開発費は6,000万ドルだったそうですに関するしょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会

しょぼーんさん:「Gears of War: Judgment」の開発費は6,000万ドルだったけど、利益は初代と変わらなかったというお話です。

しゃきーんさん:開発費の高騰とかが叫ばれた時代か。

しょぼーんさん:そーなるね。いやまぁ、いつの時代も企業でAAA級タイトルを作るとなるとお金の問題がつきまとうわけで、その中で最善を尽くそうとするのは当然じゃないかな、と。その一方で、開発中止になっちゃうゲームが出てくるというのも、仕方がない事なのかもしんない。……良いモノを作る事と、企業として利益を上げる事を両立させるのは難しいというのがゲーム市場なのだろうけどネー。

しゃきーんさん:とはいえ、結局は「どのメーカーも頑張れ」としかいえねーけどな。

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