連載:気まぐれゲーム雑記 第904回:元Blizzardデザイナー曰く「古いプラットフォームが消滅することはほぼない」

バランス、つまり需要と供給の問題

主戦場をどこに据えるのか

AZです。作業用PCをWindows10にしまして、概ね良好と思えたのもつかの間、システムフォントが絶望的にどうしようもなくて、今後のWindows10生活を苦痛に感じてしまう前に「早くどうにかしてくれ!」と叫ぶ必要性が出てしまいました。

それはさておき、元Blizzardデザイナーであり、今はUnityのコンサルタントを担当しているRob Pardo氏がトリプルA級や小規模プロジェクトについて語っております。

インディ・ゲームが注目を集める現在、EAによるPopCapの買収やActivisionによるSierraの復活など、大手パブリッシャー主導による小規模プロジェクトも目立ち始めている。だがPardo氏は、大金を投じたトリプルAゲームが消滅する日は来ないと考えている。

Rob Pardo
業界全体について話すのは難しいが、幾つかの例は存在するね。『Hearthstone』がそうだし、『Child of Light』も大手スタジオ文化の中から誕生した小規模プロジェクトだ。これが大きなトレンドになるとは考えにくいが、成功例が増えれば、大手スタジオがリスクを冒す機会になるかもしれない。

大作トリプルAプロジェクトがすぐにも消滅するとは思えない。今でも凄まじい成功を収めているからね。それでも、ゲーム空間で様々なチャンスが増えていくだろう。ゲーム業界で私が好きなのは、新たなテクノロジーが登場するたびに、古いプラットフォームが消滅することはほぼないという点だ。大抵は、全く新しいエコシステムが誕生する。今では、モバイル・ゲームとPCゲーム、そしてコンソール・ゲームが存在しているんだ。どれかが消滅したわけではない。全てがこれからも成功し続けるだろうね。

[引用元:Choke Point

そうなるのが一番ですかね。

PCや家庭用機を含めたトリプルA級タイトルが今後も続いていくというのは、当然のことでしょう。メーカーによっては、同社を象徴するようなモノがあるわけで、ブランドの価値という意味でもしっかりと作り続けていくのは目に見えた話です。

その一方で、日本の各メーカーはモバイル関連に力を入れているわけですが、ぼちぼちモバイル関連でもしっかりとした差が見えてきています。iOSとAndroidの各アプリの上位にいるのがどんなタイトルか、新作が出てからどんな推移をたどるのかを見ていると、何となく見えてくるモノはあります。……まぁ、そろそろジャンルが「本格○○」とか「○○RPG」的な流れをどんな風に切り替えてくるのかが見どころな市場かもしれませんが。

日本と海外で、PCや家庭用機、モバイルの市場規模やプレイヤーの割合が全然違うのは仕方がない話ですが、どの市場もその規模によって最適化されていくというのが私個人の考えです。日本では、家庭用機市場の勢いがあるとは言いがたい状況なワケですが、古いプラットフォームに残って勝負し続けるメーカーもあれば、モバイルに主戦場を変えるメーカー、PCなども含めてマルチの幅を広げるメーカーなど、あらゆる手段を講じてバランスを取ろうと動くでしょう。そういったことを考えれば、市場が簡単になくなるという事はそうはないのも明確です。

どの市場でやるも各メーカーの判断に委ねられるわけですが、今後1年で日本の市場がどのように変化していくのかも注目されます。PS4やXbox Oneが値引きされ、ハードメーカーも普及に努めているところはありますし、楽しみにしておきたいですね。

連載:気まぐれゲーム雑記 第904回:元Blizzardデザイナー曰く「古いプラットフォームが消滅することはほぼない」に関するしょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会

しょぼーんさん:元Blizzardデザイナー曰く「古いプラットフォームが消滅することはほぼない」ということで、今の市場規模なら残る人は残るっしょ! と思うわけです。

しゃきーんさん:各メーカーがどう判断するか次第、か。

しょぼーんさん:そう簡単に市場が消えるわけもなし、家庭用機もPCもモバイルも各市場はそれぞれに問題を抱えているのだから、うまくバランスを取りながらやれば良いと思うよ。……とりあえず、2016年に任天堂とSCEとマイクロソフトがどう動くのかは、注目し続けたいよねぇ……。

しゃきーんさん:ま、結局のところ、楽しめるような何かが出てくりゃそれに飛び乗ればいいだけなんだがな。

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