「スプラトゥーン」はひたすらに“トリガーを弾いて撃ちまくる”事が楽しい陣取りシューターだというお話

Splatoon

ひたすらに、撃て。

惑星ミラを我が物にしようと企む地球人(?)&ブレイド達の物語から、世界を塗り替えるためにイカへジョブチェンジしたAZです。誰が何を言おうと、ゲームに関して言えば「自分がやりたいモノをやる」だけの人間です。……ゼノブレイドクロスの終わりが見えないんです(寄り道しすぎで)。

それはさておき、ゲームのルールについて考えたことってあります? 大体は、目的を達成するために各ジャンルで何をするのかが、ザックリと見えていると言えます。例えば、RPGなら目的を達成するために「敵を倒す」という事になりますし、アクションなら、目的のために特定の「アクション」をする。シミュレーションなら、様々な試行錯誤を繰り返してクリアへの道筋をシミュレートする。アドベンチャーは、自分の手で物語を進める。じゃあシューターは? ……「トリガーを弾いて何をするのか?」がポイントだったりするわけです。あ、ここまでが前置きです。

ルールがシンプル

FPSやTPSといったシューターなるジャンルは、大体トリガーを弾いて敵を駆逐する事がメインのゲームジャンルになります。ストイックなまでに無駄撃ちをせず、格好良く敵を倒していくプレイ動画は多数あって、いつか自分もあんなゲームプレイを……などと妄想を巡らせるモノです。で、シューターのジャンルに入るであろう「Splatoon」の場合、撃つという行動は同じながらも、勝敗を決定付けるルールがちょっと違う。先に書いてしまうと、私が出した答えとしては「ひたすら撃つ事が許されるシューター」だったという事。そして、その乱射っぷりがすこぶる痛快だったという事が本作の面白味ではなかろうかと。

Splatoon

こっそり塗り替えます

標準的な遊びとなるレギュラーマッチのルールは至極簡単。4人一組のチームで、上空からマップを見下ろした際にどれだけ自チームの色に染める事ができるか。それだけ。塗るために、敵を殺すも良し。マップを覚えて戦略的に動くも良し。コッソリ領土を広げていくも良し。好きなやり方でやるのが良いです。もちろん、勝つ為には「こうした方が良い」という傾向と対策みたいなモノが存在しているのも間違いありませんし、チーム戦なのである程度味方の動きを気にする必要もあるとは思えますが、最初のうちは「好きに動いて好きにトリガーを弾き続ければ良い」と思うわけです。そうやっているうちに、何をすべきかが分かってきますから。

Splatoon

頑張って倒します

このゲームを楽しくしている要素は、次の3つ。

  • 誰でも役に立てる事(地面を塗ればいいだけ)
  • 乱射して良い事(無駄撃ちして良いし、乱射は気持ち良い)
  • 短い時間(1試合3分)でやりあうので、よりスポーティーに楽しめる事(長丁場になってダレたりしない)

概ね、これらの要素が強い。特に、ルールを「敵を倒す」のではなく、「塗った面積」を競わせるという、誰の目にもわかりやすいモノにしたのが功を奏したという印象です。

操作感と武器

操作感だけは、慣れが求められます。というのも、右スティックの照準合わせが優秀とは言えない出来映えです。ジャイロと右スティックを併用するスタイルが一番シックリきますが、ジャイロ操作になれないとなかなかカメラを上下し辛い。でも、シューターは概ね慣れていくモノですし、ゲーム内でも「習うより慣れろ!」とたいした練習もなしに対戦部屋へと誘ってくれます。なぁに、恐れることはありません塗れば良いだけだし、どーせ最初はみんな下手なところから始まるんです。……上達速度は人に寄りにけりですけど。

なお、武器はランクが上がるごとに解禁されていくという、大半のシューターと同じようなスタイルです。やっているうちに、慣れていき、次の武器が解禁というサイクルだと思えば良しでしょう。服の類も似たようなモノなので、やっていけばわかる代物です。

Splatoon

武器性能は確かめましょう

プレイするハードルが低い

乱射してもいいと言うルールでの楽しさと、直感的・視覚的にやることがわかることの2つが、このゲームのハードルの低さを表しています。それだけ、多くの人がシューターをやってみるに値する一作と言っても過言ではないでしょう。いやまぁ、シューター系が嫌いだという人には何にせよオススメできませんが、覚える事がそう多くもないゲームなのでプレイにあたってのハードルは非常に低い

本作のような、オンライン対戦を主軸としたゲームは、概ね発売日後付近が一番人が集まります。人が多いからこそ楽しめるモノであるのも間違いない事なので、興味がある人は早めにプレイしておくといいでしょう。この楽しさを味わえる期間が、どこまで続くかは未知数です。

今後は、レギュラーマッチルールではない真剣勝負となるガチマッチも始まる事が発表されています。シューターとしてシンプルに良い一作ですので、気になる人は是非やってみましょう。ついでに、「AZ」というキャラ名を見つけたら私の事ですので、どうぞ全力で倒しに来て下さい。倒されまくって、泣きながら折れない心を鍛え上げる事にします。

この記事を書いた人

AZ

AZ :

「独り善がりなゲームログ with 電漫堂」の管理人。かつて編プロに勤めていたけど、気づいたらWEB屋になってた。ハンドルネームは「アズ」と読むはずだけど、かつてとあるゲームで外人さんからボイスチャットで「Hey! AZ(エイジ)!」と呼ばれて以来、どう読むべきなのかをかれこれ10年以上悩んでる。

「スプラトゥーン」はひたすらに“トリガーを弾いて撃ちまくる”事が楽しい陣取りシューターだというお話に関するしょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会

しょぼーんさん:「Splatoon」のファーストインプレッションを書いてました。

しゃきーんさん:ふむ。なんかこう、疲れないシューターって感じ?

しょぼーんさん:というか、短時間でサラリと終わってくれる感じ。いや、ほんと楽しいよ。トリガーハッピーとは良く言ったモノだけど、うまくやったなぁという感じだった。短時間でおわるから気軽にできるし、対戦を楽しむにはハードルも低くて良いゲームだね。是非、多くの人にプレイしてもらいたいと思う。……惑星ミラにはいつ帰れるかなぁ……。

しゃきーんさん:惑星ミラで何十時間と寄り道しまくっているからおわらんのだろ。……まぁ、楽しめているならいいけどさ。

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