気まぐれゲーム雑記
第752回：“SteamVR”を組み込んだVRヘッドマウントディスプレイ“HTC Vive”が発表、どのVRヘッドセットがメインとなっていくのか？

とりあえず、VRが話題を集めるのは良し

最終的にどこに落ち着くのか

AZです。まさか、ゲームをするのにセンスが問われるとか謎の事態が起こるとは予期もしませんでした。

それはさておき、SteamVRが発表されたばかりではありますが、Steam有するValveと台湾のスマートフォン大手であるHTCが共同開発をしたVRヘッドマウントディスプレイ“HTC Vive”が発表されました。

スマートフォンなどの大手HTCとPCゲームプラットフォーム大手のValveの共同開発となる“HTC Vive”。解像度は片目あたり1200ピクセル×1080ピクセルで、リフレッシュレートは90ヘルツで動作するという。これはOculus Riftの第2世代開発者キット（DK2）よりいずれも高い数字だ（ただし最新プロトタイプのCrescent Bayは正確なスペックが非公開。一方でViveは視野角などが不明）。

　頭の傾きを検出するためにジャイロセンサー、加速度計、位置を検出するレーザーポジションセンサーなどを持ち、頭の回転を0.1度単位の精度で検出して自然なVR体験を目指すほか、ポジショントラッキングにも対応。ベースステーション（Steam VR base station）と組み合わせることで、使用者の物理的な位置を15フィート（約4.5メートル）四方の範囲内で検出する（つまりその範囲内なら歩いたりしゃがんだりできる）。

［引用元：ファミ通.com］

まぁ、ヘッドマウントディスプレイになるのは想定の範囲内、ですかね。

すでに、VRはFacebookのOculus Rift、ソニーのProject Morpheusが話題をジワッと集めているところですが、Valveがそこへ殴り込みをかけるが如くやってきた、という印象にはなりましょうか。すでに2014年の段階からValveは準備していたということなので、登場するHTC Viveがどれほどのモノかは期待したいモノがあります。

ともなると、やはりVR向けコンテンツはどこがメインになっていくのか、という事も考えられます。現時点では、Oculus Riftが表舞台に出てきて賑わっておりますが、サマーレッスンなどでProject Morpheusも注目を浴びたのは確かです。そのような状況の中で、SteamVRがどの程度話題を引っ張る事ができるのかはPCゲーム好きなら注目しておくべきところでしょう。

「白猫プロジェクト」などで知られるコロプラの代表取締役社長である馬場功淳氏は、スマホの次なるプラットフォームをVRと定めたという記事が躍り出ましたが、VRはゲーム以外にも映像サービスや医療分野など、あらゆる面において話題を集める事が予想されます。恐らくは、それぞれに違った分野で使い分けされていく事が想定できます。Oculus Riftは今のところメインとして、Project MorpheusはPSプラットフォーム全般での対応、HTC ViveはSteamタイトル全般といった具合です。コンテンツを作る側が、今後どこへ提供していくのかは注視しておきたいポイントと言えます。

家庭用機での「新しいゲーム体験」などという謳い文句は、概ねうまくいかないという印象もありましたが、VRとゲームの融合は本当の意味での「新体験」ができるかどうかが鍵にはなりそうです。SteamVRがどれくらいゲームを活気づける事になるのか、楽しみに見守りたいですね。